QRコード(二次元バーコード)作成サービスを公開
2021/02/20
QRコード(二次元バーコード)作成サービスを公開
QRコード(二次元バーコード)作成サービス
https://s-giken.info/qrcode/index.php
QRコード(二次元バーコード)を作成するサービスをリリースしました。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
QRコード(二次元バーコード)作成サービスの特徴
ハッキリ言って、他のサイトなどで提供されている QRコード(二次元バーコード)作成サービスと大きな違いはありません。
サイトの URL、メールアドレスを始め、ただのテキストの文章などを QRコード(二次元バーコード)の画像に変換して表示する、というものです。
作成の際に選択できるオプションは以下のとおりです。
- 画像のサイズ
- エラー訂正レベル
- 画像の中の余白のサイズ
「画像サイズ」オプション
「画像サイズ」は、QRコードを画像として生成しますが、その画像自体のサイズをピクセル数で指定するものです。
数値が大きいほど大きな画像になります。
上記は、縦横 100ピクセル、縦横 200ピクセルのサンプルの QRコードです。
大きな画像にするほど 1つずつのセル(※)の大きさも大きくなりますので、エラーが発生しにくくなります。
QRコードにする文字数によって適切なサイズを指定します。
※「セル」とは、QRコードを構成している四角の白黒の点のことです。
また、印刷することを想定する場合は、より大きな画像で作成し、解像度を高くして印刷することをオススメします。
※画面に表示される画像の解像度は 72dpiですが、一般的な印刷物の解像度は 300dpiです。
そのため、印刷を想定する場合は、必要なサイズの 4倍のサイズで作成するといいでしょう。
「エラー訂正レベル」オプション
QRコードには、QRコードのセルが読み取れなかった場合に、情報を自動的に補正して、正しい情報に訂正する仕組みがあります。
そのどれくらい読み取れなくても正しい情報として読み取ることができるか、を決めたものが「エラー訂正レベル」で、「エラー訂正レベル」が高いほど読み取れないセルが多くても正しい情報に変換してくれます。
ただし、「エラー訂正レベル」を高くすると、より多くのセルが必要となりますので、より大きな画像にならざるを得なくなっていきます。
上記の画像は、同じ 100文字の文字列を QRコードにしたものですが、エラー訂正レベルが高いほどセルの大きさが小さくなっています。(セルの数が多くなっています。)
設定できるものは下記のもので、デフォルトでは「L」が設定されています。
「L : 7%の欠損まで復元可能」
「M : 15%の欠損まで復元可能」
「Q : 25%の欠損まで復元可能」
「H : 30%の欠損まで復元可能」
QRコードの「誤り訂正機能」については下記を参照してください。
QRコード・誤り訂正機能について
https://www.qrcode.com/about/error_correction.html
野外で風雨にさらされる場所や、多くの人が触るような場所などに設置する場合は、QRコードが汚れたり破れたりして読み取れないセルも発生する可能性があります。
そのような場所に設置する QRコードの場合は、「エラー訂正レベル」を高いものにしておく方がいいでしょう。
逆に、スマホや PCの画面に QRコード表示するような場合は、「エラー訂正レベル」は低いもので問題ありません。
「画像の中の余白のサイズ」オプション
「画像の中の余白のサイズ」は、作成する画像に対して、どれくらいの余白をとって QRコードを表示させるか、という指定です。
数値が 0の場合は、ほぼ余白はありません。
数値が大きくなっていくほど余白が大きくなっていきます。
上記の画像は、余白「3」です。
QRコード(二次元バーコード)について
QRコードについて詳しく知りたい、という方は下記の本家のサイトを見ていただくことが一番だと思います。
QRコードドットコム
https://www.qrcode.com/
知らない方もあるかもしれませんが、QRコードは、自動車メーカーの「株式会社デンソー」が開発した二次元バーコードです。
現在は、開発部門を分離、子会社化した「株式会社デンソーウェーブ」が特許を持っています。
そして、デンソーウェーブは、「QRコードの特許権を行使しない」と宣言したこともあり、日本国内にとどまらず、世界中で使われるようになっていきました。
また、デンソーウェーブが特許権を行使しないため、我々もこうして QRコードを生成するサービスを自由に提供できるようになっています。
QRコード生成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」
この QRコード(二次元バーコード)作成サービスは、下記の「cakePHP-QR-Code-Helper」をカスタマイズして利用しています。
muxe/cakePHP-QR-Code-Helper
https://github.com/muxe/cakePHP-QR-Code-Helper
詳細は下記の記事に書いていますが、「cakePHP-QR-Code-Helper」は CakePHP2で QRコードを生成するためのライブラリです。
CakePHP3でQRコードを作成、表示するライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」
QRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をPHPで使うカスタマイズ
その内部では、Googleがグラフを生成、表示するために提供している API「Google Chart API」が使われています。
そのため、この QRコード(二次元バーコード)作成サービスでは、作成した QRコードの画像はサーバ上には持っていません。(QRコードは、「Google Chart API」のサーバで生成しています。)
また、QRコードの生成履歴なども残していませんので、過去に生成した QRコードが漏洩すると言った心配はありません。
逆に、過去に作成した QRコードを一覧表示したい、といったことはできません。
「URL短縮サービス・TTTオンライン」でも QRコードを生成している
同じ QRコードライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」を使って作成したサービスとして、「URL短縮サービス・TTTオンライン」があります。
URL短縮サービス・TTTオンライン
https://ttt.onl
この TTTオンラインを作った知見に基づいて作成したのが、この記事で紹介した「QRコード(二次元バーコード)作成サービス」ですが、TTTオンラインもよろしければこちらも使ってみてください。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
QRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をPHPで使うカスタマイズ
CakePHP2用のQRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をプレーンのPHPでも使うためのカスタマイズ方法を解説。1ファイルを設置するだけでQRコードが作れるため使い勝手がいい。
-
-
ECCUBEのポイント設定、ポイント付与率を一括で変更する方法解説
ECCUBEの商品個別に設定してあるポイントを一括で変更する方法を解説。ECCUBEには商品個別のポイントを一括して変更する機能がありません。SQLを作成して一括置換!
-
-
Basic認証の.htaccess、.htpasswd生成ツールと解説
Basic認証を設定する際に必要となる.htaccess、.htpasswdファイルを生成するツール。ID、PASS、.htpasswdへのパスを入力することで編集する情報を生成します。
-
-
リダイレクトループが原因で「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」「このページを表示できません」が出たときの対策12事例+α
リダイレクトループ、自動転送設定ループの原因の解説とその対応方法を含め事例 12例を挙げて説明。
-
-
PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム
PHPのcURLを使用して各種APIにアクセスするサンプルプログラムを作成し、その処理を解説。カオナビAPIのみならず、他の多くのAPIにアクセスする際にも使用できる。
-
-
PHP画面が真っ白 header(“Location: $url”);
PHPの開発で header(“Location: $url”);を使うと画面が真っ白になる不具合が出る場合もあります。
-
-
ECCUBEの商品一覧ページのSEO対策!rel=”next” rel=”prev”を設定
Googleは関連あるページはその旨明示するよう求めています。ECCUBEの商品一覧ページでその求めに応じるための「rel=”next”」「rel=”prev”」について解説します。
-
-
PHPで1ヵ月前、先月、今月1日、来月末の日付などの算出はDateTimeImmutableを使う
PHPには日時をオブジェクトとして生成する関数「DateTimeImmutable」「DateTime」が用意されている。これを利用して1ヶ月後、月初日、月末日、5日後などを指定して日付を取得できる。
-
-
sleepの秒指定は整数のみなので1.5秒はsleep、usleepを組み合わせる
PHPのプログラム処理を遅延させる「sleep()」は整数秒単位。「usleep()」は1秒未満のマイクロ秒単位。では「1.5」秒はどう表現するのか。「sleep()」「usleep()」を組み合わせる。その解説。
-
-
include、requireのパス指定をdirname(__FILE__)、__DIR__と書く理由
include、requireのパスの指定を dirname(__FILE__)、__DIR__で記述する理由に付いて解説。相対パス、絶対パスを直書き、パスを書かない場合は何が問題かを説明。


