ECCUBEの管理画面のSSL設定をインストール後に変更する方法
2017/03/08
ECCUBEの管理画面のSSL設定方法
ECCUBEの管理画面の SSL設定を変更する場面
ECCUBEをインストールし、運用している環境に対して
・管理画面を SSL対応にする場合
・管理画面を非 SSL化する場合
の対応方法についての解説です。
前者のイメージとしては、開発中、もしくは、運用開始時点では SSLの設置をしていなかったものの、SSLの設置をしたので管理画面を SSL化したい、という場合があるでしょう。
後者のイメージとしては、管理画面を SSL化して運用している本番環境を元にして開発環境を構築したいが、開発環境なので SSLはないので非 SSL化したい、という場合があるでしょう。
今回の私は後者の対応の方法を調べたワケですが、その方法を解説します。
管理画面の SSL設定の変更方法
今回の説明は、管理画面が強制 SSL設定になっている設定を非 SSL化する想定です。
対応するファイルは、下記になります。
{ECCUBEのフォルダ}/data/config.php
変更する箇所は 2カ所です。
1 2 3 |
define('HTTPS_URL', 'https://localhost/html/'); ↓ define('HTTPS_URL', 'http://localhost/html/'); |
「HTTPS_URL」の設定を https://~ となっている部分を http://~ に変更します。
1 |
define('ADMIN_FORCE_SSL', FALSE); |
「ADMIN_FORCE_SSL」を「false」にします。
項目名を見ても分かると思いますが、管理画面に対して SSLを強制するか否かの設定項目です。
インストールする際に下記の項目で設定する項目です。
ここにチェックを入れていると、SSL経由(https://~)でのアクセスが強制されます。
http://~ でのアクセスができなくなります。
チェックを入れると「ADMIN_FORCE_SSL」が「true」になります。
強制的に SSL経由でのアクセスをする場合は「true」を指定します。
管理画面の SSL設定に関連して確認するポイント
そもそもの話として、ECCUBEの環境を、本番環境から開発環境に移設する、サーバを引越しする、本番公開時にドメインを設定する、といった環境の状況が変わる場合の対応方法については、下記に記事を書いていますので参考にしてください。
ECCUBEを開発環境から本番ドメインに変更でエラーが・パス変更について
ファイル変更だけ!ECCUBEの本番から開発環境をコピーする手順を解説
標準機能で ECCUBEを運用している場合はおおよそ前項の解説の内容で足りるのですが、ECCUBEのルートや adminフォルダで .htaccessを設定してリダイレクト設定をしている場合は、その設定の影響で不具合を起こす場合もありますので、前項の設定だけで表示されない場合は、.htaccessの設定も確認してみましょう。
場合によってはリダイレクトループのエラーが起こっている場合もありますので。
リダイレクトループについては「リダイレクトループが原因で「ERR_TOO_MANY_REDIRECTS」「このページを表示できません」が出たときの対策12事例+α」に記事を書いていますので参考にしてみてください。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
PHPパーミッション変更のchmod関数・モードを変数で指定する方法
パーミッション変更関数であるchmod関数の第二引数、ファイルモードの指定に変数を使う場合は8進数に変換するoctdec関数を使って変換します。
-
-
PHPで特定の日間の日付を for、strtotimeで表示する
ある特定の間の日付の情報を for文、strtotimeを使って作成し、その解説をしています。
-
-
路線・駅検索をPHPで実装する方法解説。GoogleMapsの緯度経度から計算し検索
路線・駅検索の仕組みの構築は大変。登録する側も最寄り駅が多い場合は大変。なので簡易に実装するため緯度経度に基づき直線距離を計算する処理を考案して実装して、その処理を解説。
-
-
指定した数で文字列を丸める(n文字目で…にする)関数substr、mb_substr、mb_strimwidthの違い
文字列を指定された数で抜き出すPHPの関数、substr、mb_substr、mb_strimwidthについての解説。似た関数だが引数の指定方法が違ったり、文字数がバイト数か文字数かも違ったり、注意が必要だ。
-
-
ECCUBE mtb_constants initパラメータ設定の項目を追加する方法
ECCUBEのパラメータ設定で設定できる項目を追加する方法を説明します。
-
-
ECCUBEの注文完了画面注文番号と商品情報を編集するCRITEO(クリテオ)タグを編集
ECCUBEの注文完了画面にクリテオのタグを編集する方法を紹介。標準機能では完了画面に注文IDや購入商品の情報を渡さないため改修が必要です。
-
-
乱数発生器(パスワード生成サービス)がバージョンアップで高速化!
乱数やパスワードを生成する乱数発生器を高速化!重複しない10桁、20桁の文字列を10万件、20万件と生成することも可能!イベントのキャンペーンのシリアルコードなどにも利用可能!
-
-
JSON形式の値を配列形式に変換・PHPでは json_decode()、json_encode()
JSONとは「JavaScript Object Notation」の略でテキストベースのデータフォーマット。JSONの値をPHPで配列に変換するWebツールの紹介とその処理「json_encode()」「json_decode()」関数の解説。
-
-
PHPのソースで見慣れない記号が出てきた・アロー演算子(->)、ダブルアロー演算子(=>)
PHPのプログラムソースには見慣れない記号が出てきます。その意味や調べ方です。
-
-
数値文字参照コード変換ツール(HTML特殊文字コード変換ツール)
テキストを数値文字参照コード(特殊文字コード)に変換するツール。テキストを数値文字参照コードに簡単変換。数値文字参照、文字実体参照、特殊文字などの違いも解説。