エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


Smartyのテンプレート内の処理で計算、加工をする方法

      2014/06/26

Smartyのテンプレート上で計算をする場合

 
Smartyを使う場合、テンプレート上では PHPと同様な記述で変数を扱うことができません。
そのため、PHP上で計算をしようとしたり、ループさせて条件にヒットしたレコードが設定件数に達したらループを抜ける、といった処理を作ろうと思うと、Smarty用の記述をする必要があります。
 
そんな場合の処理です。
 
 
Smartyでは「assign」を使って変数に値を入れたり、計算をしたりします。
 
【サンプル】
例えば、ニュース表示で、「categoryId」が「3」のものを最大 3個まで表示するという処理の場合は、以下の様になります。
———————–

———————–
 
上記の 1行目の様に、先頭に「assign」を記述し、変数名を「var」で指定し、その中に入れる値を「value」で指定します。
 
PHPでの記述では「$count = 0」とするところを、「{assign var=”count” value=0}」と記述する、ということになりますね。
 
また、計算をする場合も同様に、assign、var、valueで指定をします。
具体的には 7行目のように、先頭に「assign」を記述し、計算結果を入れる変数名を「var」で指定し、「value」で計算式を指定します。
 
PHPの記述では、「$count=$count+1」とするところを「{assign var=”count” value=$count+1}」と書いていることになります。
PHPでは「$count+1」の記述を「$count++」とすることができますが、Smartyのテンプレート上ではその記述はできないようです。(エラーにはなりませんが、計算はされていないようです。)
 
 
処理と表示を分ける意味において、SQLを発行するタイミングで、カテゴリ、件数と絞った SQLを実行する方がいいのは間違いないのですが、例えば 1ページにカテゴリごとに分けてニュースを複数表示する、といった場合などは、SQLを複数実行するよりは表示の処理で振り分けをする方がいい、という判断をすることもあるでしょう。
 
そういった場合には、このようなテンプレート上で処理を記述する必要があるかと思いますので、このような対応が必要になってきます。
(処理と表示を分ける意味において、内部処理で「categoryId」が「3」になるレコードだけを別の変数に分けておき、テンプレート側ではそれを表示するだけ、という処理の方が本来あるべきつくりであることは間違いないのですが。)
 
 
下記のオフィシャルサイトを参考にしました。
http://www.smarty.net/docs/ja/language.function.assign.tpl

 - PHP・Smarty・ECCUBE

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム
PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム

PHPのcURLを使用して各種APIにアクセスするサンプルプログラムを作成し、その処理を解説。カオナビAPIのみならず、他の多くのAPIにアクセスする際にも使用できる。

配列の値をテキスト表示する際に「、」でつなげるときの処理方法の一例
配列の値をテキスト表示する際に「、」でつなげるときの処理方法の一例

配列の値を「、」でつないで出力する際、単純にforeachで繰り返し処理をすると「イヌ、サル、キジ、」となるが文字列最後の「、」を出力しない方法を3つ解説している。

Basic認証の.htaccess、.htpasswd生成ツールと解説

Basic認証を設定する際に必要となる.htaccess、.htpasswdファイルを生成するツール。ID、PASS、.htpasswdへのパスを入力することで編集する情報を生成します。

ECCUBEの商品一覧ページのSEO対策!rel=”next” rel=”prev”を設定

Googleは関連あるページはその旨明示するよう求めています。ECCUBEの商品一覧ページでその求めに応じるための「rel=”next”」「rel=”prev”」について解説します。

ECCUBEの新規追加ページがInternal Server Error・Not Foundに

ECCUBEで新規追加したページがInternal Server Errorに!原因はファイルのパーミッションの場合が多くその対処方法とプログラムの修正ポイントを解説。Not Foundも解説。

Smartyの修飾子regex_replaceで正規表現の後方参照・PHPではpreg_replace

ECCUBEで使われているSmartyで文字列を正規表現で置換し後方参照で値を利用する装飾子regex_replaceの解説です。細かな条件がありますので注意が必要です。

ECCUBEを開発環境から本番ドメインに変更でエラーが・パス変更について

レンタルサーバでサーバ会社から割り当てられたURLで開発し、本番公開時にドメインを当てたらエラーが!そんな場合の対処方法の解説。対処方法は簡単ですが管理画面からは対応不可。

指定した数で文字列を丸める関数substr、mb_substr、mb_strimwidthの違い
指定した数で文字列を丸める(n文字目で…にする)関数substr、mb_substr、mb_strimwidthの違い

文字列を指定された数で抜き出すPHPの関数、substr、mb_substr、mb_strimwidthについての解説。似た関数だが引数の指定方法が違ったり、文字数がバイト数か文字数かも違ったり、注意が必要だ。

カオナビAPI Ver.2.0のtokenを取得する PHP+cURLのサンプルプログラム
カオナビAPI Ver.2.0のtokenを取得する PHP+cURLのサンプルプログラム

PHPのcURLを使用してカオナビAPIのアクセスに必要なtoken、シートの情報を取得するサンプルプログラムを作成。cURLの処理は関数化しているため他のAPIでも流用できる。

ECCUBE mtb_constants initパラメータ設定の項目を追加する方法

ECCUBEのパラメータ設定で設定できる項目を追加する方法を説明します。