WordPressで指定カテゴリにnoindexをプラグインなしで設定。特定の記事は外す処理も
指定のカテゴリのみに noindexを設定する関数
WordPressで特定のカテゴリ、記事に noindexを設定する方法
WordPressで特定のカテゴリや、特定の記事に noindexを設定する方法としては、プラグインを利用する方法があります。
noindexを設定する WordPressのプラグインとしては、「All in One SEO Pack」が有名ですが、テーマによっては機能が被るために相性が悪いものや、noindexを設定するためだけに「All in One SEO Pack」を導入するのは避けたい、という場合もあるでしょう。
最近のテーマでは、テーマ自体に noindexを設定する機能が付いているものが増えてきていますので、これを機にテーマを新しくする、という方法もあるでしょう。
ですが、プラグインをインストールするにもテーマを刷新するにしても大きな手間や不安要素があるので、サクッと関数を追加するだけで対応したい、という場合もあるでしょう。
そんな方に向けて、noindexを設定できる関数を作成しました。
特定のカテゴリ、記事に noindexを設定する関数
下記を functions.phpに編集します。
functions.phpのある場所は、下記になります。
/{WordPressのインストール場所}/wp-content/themes/{テーマ名}/
functions.phpのある場所についての詳細は、「WordPressの functions.phpがある場所」に解説をしていますので合わせて参考にしてください。
functions.phpのファイルの中のどこかに追記すればいいんですが、ファイルの一番最後に追記する方法が無難でしょう。
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// 特定のカテゴリの詳細ページは noindexを設定する function add_noindex_tag ( $post_id ) { $return_html = ""; // noindexを設定するカテゴリの slugを指定 $ng_category_array = array("test","diary",); // noindexを設定するカテゴリの中で noindexを設定しない記事の slug $ok_post_array = array("111","150",); // Post_IDがない場合は、処理を実行しない if ( $post_id ) { // 特定のカテゴリの詳細ページは noindexを設定する if ( is_single() ) { // カテゴリを取得 $get_category_list = array(); $get_category_list = get_the_category($post_id); // カテゴリは配列として返ってくるため foreachで回す foreach ( $get_category_list as $get_category_id ) { // slugが指定のものと一致する場合は、noindexを指定する if ( in_array ( $get_category_id->slug, $ng_category_array ) ) { // Postの情報を取得 $get_get_page = get_page($post_id); // slugが指定したものと一致しない場合のみ、noindexを指定指定する if ( ! in_array ( $get_get_page->post_name, $ok_post_array ) ) { $return_html = '<meta name="robots" content="noindex">'; continue; } } } } } return $return_html; } |
処理の内容については、それぞれの行にコメントを書いていますので、それぞれ読んでください。
また、設定としては、7行目、10行目を下記の通りに設定変更をしてください。
7行目に、noindexを設定したいカテゴリの「slug」を指定します。
10行目には、7行目に設定したカテゴリの中にある記事の中で、noindexを指定したくない記事の「slug」を指定します。
上記のサンプルは、10行目が数値になっていますが、「Post ID」ではなく「slug」を編集してください。このブログの slugは数値のため、サンプルも数値になっているだけです。
noindexを設定する関数を実行する記述
先の項目で示した noindexを編集する関数を実行し、実際に noindexのタグを編集する処理は下記になります。
編集する場所は「<head>~</head>」の間に編集します。
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<?php echo add_noindex_tag($post->ID); ?> |
一般的に「<head>~</head>」タグは、多くの場合「header.php」ファイルの中にあります。
「header.php」ファイルは、先の「functions.php」があるフォルダの中にあります。
具体的には下記になります。
/{WordPressのインストール場所}/wp-content/themes/{テーマ名}/
テーマによっては、「<head>~</head>」タグを編集しているファイルが違う場合もあります。
noindexを設定する意義
そもそも何で「noindex」を設定するのでしょうか?
noindexの設定は、下記のメタタグを「<head>~</head>」の間に編集することで効果を表すタグです。
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【すべての検索エンジンのロボットを対象に】 <meta name="robots" content="noindex"> 【Googleの検索エンジンのロボットを対象に】 <meta name="googlebot" content="noindex"> |
このタグを設定することで、Googleを始めとした検索エンジンからサイトの情報を取得しに来るロボットに対して、このページの情報はインデックスしないでね、と伝えることができます。
前者がすべての検索エンジンのロボットに対して依頼をするのに対して、後者は Googleのロボットのみを対象としています。
(現状の検索エンジンのシェアはほぼ Googleですので、Googleだけ対処できていればいい、という考え方もあり得ます。)
せっかく書いた記事なのに、検索エンジンにインデックスしないように伝えるということは、その記事は検索エンジンで検索しても検索されなくなる、ということです。
それでもなお「noindex」を設定する理由とは何でしょうか?
理由は、「サイト全体の記事の質を高めるため」です。
昔は、ネットサーフィンをする利用者も多かったのですが、最近は、必要な情報を探すためだけに利用している方も多く、検索エンジンもユーザに有用な情報をいかに確実に届けるか、ということに注力しています。
そのため、サイトを通して質の高い記事(アクセスが多い記事)の割合が多いサイトを優先的に検索結果に表示しようとします。
それに対応するためには、質の高くない記事(アクセスが少ない記事)は、サイトから外していく必要があるのです。
長くブログを続けてきた方の場合に多いと思いますが、昔は流行っていたけど最近は見る人が減っている記事や「ウケる」と思って書いたけどさっぱりのネタ記事など、アクセスがある記事とない記事とが分かれているでしょう。
最善の方法は、アクセスが少ない記事はサイトから外してしまう(削除してしまう)方がいいのですが、さすがにそれは忍びないという場合の対応として、検索エンジンにはその記事がないものとして処理してもらう、という方法なのです。
そして、その方法の具体的な手段が noindexを設定する、ということなのですが、その設定方法の一つとして関数を作成しました。
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