PHPで配列の値をダブルクオーテーションで囲んでimplodeでカンマ区切りにする方法
PHPで配列をクォーテーションで囲ってカンマ区切りのテキストにする方法の解説
PHPで配列をクォーテーションで囲ってカンマ区切りのテキストにする方法の解説・「preg_replace()」「implode()」を使う
PHPで、配列の値をダブルクォーテーション(シングルクォーテーション)で囲んで、implode()関数でカンマ区切りにしてテキスト化する方法を解説します。
1 2 3 4 5 6 |
$array = [ 'あああ', 'いいい', 'ううう' ]; $text = implode ( ",", preg_replace ( '/^(.*?)$/', '"$1"', $array ) ); echo $text; // 実行結果は下記のようになります。 // "あああ","いいい","ううう" |
まず最初に、「preg_replace()」関数を使って、配列の値を「”(ダブルクォーテーション)」で囲みます。
シングルクォーテーションがいい場合は、「'"$1"'
」の部分のダブルクォーテーションとシングルクォーテーションを入れ替えて「"'$1'"
」とすれば OKです。
続いて、「implode()」関数を使って「,(カンマ)」で区切ってテキスト化する、という処理です。
最初の「preg_replace()」関数を使う処理が分かれば、難しい処理ではないでしょう。
配列の中にダブルクォーテーションが含まれる場合はエスケープ処理
前項の処理において、配列の中の値にダブルクオーテーションが含まれる場合は、テキスト化した際のクォーテーションの囲みが正しく認識されない場合が考えられます。
配列の中にダブルクォーテーションが含まれる可能性がある場合は、下記の様にエスケープする処理を追加します。
1 2 3 |
$array = [ 'あ"ああ', 'いいい', 'ううう']; $array = str_replace('"', '\"', $array); $text = implode(",", preg_replace('/^(.*?)$/', '"$1"', $array)); |
配列をダブルクォーテーションで囲んでカンマで区切る他の方法
今回の解説の「配列をクォーテーションで囲って、「implode()」関数でカンマ区切りのテキストにする」という方法をググると、下記のような方法が出てきました。
1 2 |
$array = [ 'あああ', 'いいい', 'ううう']; $text = '"' . implode('","', $array) . '"'; |
「implode()」関数で、配列の間に「”,”」を入れてテキスト化し、不足している一番前と一番うしろに「”」を追加する、という処理です。
この方法でもできます。
ただ、あまり美しくないなぁ、と思うことと、配列が空だった場合は「””」のクォーテーションの囲みだけが残ることとなります。
配列が空だった場合にクォーテーションの囲みだけが残ることが問題につながる場合は、if文による分岐処理なども必要になります。
ですが、最初に紹介した方法であれば、配列がからの場合は「””」のクォーテーションの囲みも出力されません。
まぁ、そもそも「$array」の存在チェックから必要であれば、処理の長さはあまり変わらなくなりますが。
この記事で紹介した処理を必要とした経緯
今回この記事で紹介した処理を必要としたい経緯は、データベースに保存してある値を PHPで処理をして、JavaScriptの配列に入れたい、というのが出発点でした。
1 2 3 4 5 6 7 |
<script> $(function(){ var textList = ["01","03","07"]; textList.forEach(function(value){ $("#sample" + value).hide(); }); </script> |
上記の 3行目の配列の箇所に「”01″,”03″,”07″」を編集したい!というのが目的でした。
ググっても出てくる処理があんまり美しくないなぁ、と思った次第です。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
Smartyの Syntax Errorの原因はスペースかも
Smartyのなかなか原因がつかめない Syntax Errorの原因はスペースかもしれません。
-
-
連想配列のキーも値もまとめてhtmlspecialchars()でサニタイズする関数の作成解説
PHPの配列・連想配列のキーと値をまとめてhtmlspecialchars()関数でサニタイズ(無害化、無毒化)を行う関数を作成。連想配列のキーはarray_map()関数でのサニタイズは無理。
-
-
ECCUBEの注文完了画面注文番号と商品情報を編集するCRITEO(クリテオ)タグを編集
ECCUBEの注文完了画面にクリテオのタグを編集する方法を紹介。標準機能では完了画面に注文IDや購入商品の情報を渡さないため改修が必要です。
-
-
ECCUBEの問い合わせフォームに任意の値を引数として渡す方法
ECCUBEのお問い合わせフォームに値を固有の情報を送りそれに基づいて処理をする方法を解説。ボタンの設置、受け取り側のテンプレート、プログラムのサンプルソースを提供。
-
-
PHPで月末から1ヶ月後「+1 month」を算出すると想定する日付にならない場合がある
PHPでは月末の1ヶ月後が想定した日付にならない場合がある。原因はバグではなくPHPの1ヶ月後の定義によるもの。なので必要とする日付を定義しそれに合わせてDateTime、modifyを使用して算出方法を解説している。
-
-
XML形式の値を配列形式に変換・PHPでは simplexml_load_string()
XMLとは「Extensible Markup Language」の略でテキストベースのデータフォーマット。XMLをPHPで配列に変換するWebツールの紹介とその処理「simplexml_load_string()」関数についての解説。
-
-
ECCUBEのポイント設定、ポイント付与率を一括で変更する方法解説
ECCUBEの商品個別に設定してあるポイントを一括で変更する方法を解説。ECCUBEには商品個別のポイントを一括して変更する機能がありません。SQLを作成して一括置換!
-
-
配列の値をテキスト表示する際に「、」でつなげるときの処理方法の一例
配列の値を「、」でつないで出力する際、単純にforeachで繰り返し処理をすると「イヌ、サル、キジ、」となるが文字列最後の「、」を出力しない方法を3つ解説している。
-
-
乱数発生器(パスワード生成サービス)がバージョンアップで高速化!
乱数やパスワードを生成する乱数発生器を高速化!重複しない10桁、20桁の文字列を10万件、20万件と生成することも可能!イベントのキャンペーンのシリアルコードなどにも利用可能!
-
-
cURLを利用する際の注意点「
&
」があるURLは「”
」で囲むcURLでURLはダブルクォーテーションで囲む。LinuxでもWindowsでもコマンドでは「&」は意味を持つ文字のためエラー原因になる。クォーテーションは常につけておく方が無難。