ECCUBE mtb_constants initパラメータ設定の項目を追加する方法
2014/06/26
ECCUBE システム設定 > パラメータ設定 の項目を追加する場合
更新対応をする必要があるファイル、テーブルは 3箇所
システム設定のパラメータ設定については、
/data/mtb_constants_init.php
/data/cache/mtb_constants.php
Databaseの mtb_constants
3か所で情報が管理されています。
管理画面の「システム設定」-「パラメータ設定」の画面に遷移した際に表示される情報は、DBの「mtb_constants」の項目と値です。
保存すると、もちろん DBの「mtb_constants」に値が保存されますが、加えて、「/data/cache/mtb_constants.php」にも情報が保存されます。
そして、実際の ECCUBEが動作する際に利用されているのは、「/data/cache/mtb_constants.php」のファイルです。
情報の管理更新にはデータベースを使っていますが、実際にサイトのページ表示などにはファイルに保存された情報を使っています。
これは、画面表示の度にデータベースにアクセスしていたのでは、データベースに負荷がかかりすぎて表示スピードが犠牲になるため、その対応策として実装されている仕組みです。
また、「/data/mtb_constants_init.php」は、これらの更新の作業において全く利用されていません。
ですが、このファイルは、データベースや「/data/cache/mtb_constants.php」のファイルが壊れた際にバックアップ用途として利用されるファイルになっていますので、定期的にメンテナンスをしておく必要があります。
「mtb_constants」に項目を追加する場合の具体的な手順
「mtb_constants」に項目を追加する場合の説明を行います。
値を修正するだけであれば、管理画面から値を修正すれば問題ありませんが、項目を増やしたい場合は、管理画面からの操作では対応できませんので、アナログ的な対応が必要になります。
例えば、
項目名「SAMPLE_ADDRESS_A」
値「市区町村名 (例:千代田区神田神保町)A」
の項目を、一番上の項目として設定する場合の対応手順を見ていきましょう。
まず、テーブル「mtb_constants」に値を追加します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
INSERT INTO `eccube_db`.`mtb_constants` ( `id` , `name` , `rank` , `remarks` ) VALUES ( 'SAMPLE_ADDRESS_A', '市区町村名 (例:千代田区神田神保町)A', '0', 'フロント表示関連' ); |
これで管理画面の「パラメータ設定」画面に、新規追加した項目と値が表示されるようになります。
「rank」の値は、表示の順番になっていますので、並べたい順番の番号を指定します。
すでにある数値を指定した場合は、すでに指定してある項目の次に編集されます。
この状態で、管理画面の情報を更新すると、「/data/cache/mtb_constants.php」ファイルが更新され、システム全体に反映されるようになります。
また、その更新した情報で問題がない場合は、「/data/cache/mtb_constants.php」の中身を「/data/mtb_constants_init.php」にコピペします。
その際、元の「/data/mtb_constants_init.php」はバックアップを取っておく方がいいでしょう。
これで、設定が終了します。
ちなみに、ECCUBEのファイル構造については、下記のサイトが参考になるのではないか、と思います。
http://www.eccube-school.jp/files.html
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