エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


Smart Update PingerでWordPressのPing・更新情報サービスを拡張する

      2014/06/02

WordPressの Ping・更新情報サービスと Smart Update Pinger

 

Smart Update Pingerとは?

 
Smart Update Pingerは、記事を投稿した際に実行される Pingの機能・更新情報サービスを改善させるプラグインです。
 
WordPressの Ping機能・更新情報サービスについては「WordPressのPing・更新情報サービス設定方法とPingサーバ」に詳しく書いていますので合わせて参照してください。
 
 
上記の記事にも書いていますが、WordPressの Ping機能には下記のような問題が存在します。
 
1.記事を新規公開した時だけではなく、更新した時も Pingを送信する
2.Pingの送信リストに重複があった場合は Pingも重複送信する
3.Ping送信済みの一覧がなく、送信の成功、失敗のログが残らない
4.セルフ Ping(内部リンクに対しての自サイトへの Ping)も送信する
 
 
そして、Smart Update Pingerは上記の問題点を解決してくれるプラグインです。
 
つまり、下記の機能を提供してくれます。
・Pingを送信するのを新規登録の時だけにする
・Pingの送信ログを出力してくれる
 
送信リストに重複があった場合にどうなるかは分かりませんが、新規登録時のみに Ping送信するのであれば、たとえ 2つ、3つ程度の重複であればスパム扱いされることはないでしょう。
 
※上記の記事でも書いていますが、この記事では正式名称の「更新情報サービス」ではなく「Ping機能」の名称を使って説明をしていきます。
 
 

Smart Update Pingerの設定の仕方

 
通常は、ここで Smart Update Pingerのインストールの仕方、設定の仕方を説明するのですが、Smart Update Pingerには問題があると判断しましたので、設定の仕方などは解説いたしません。
 
 

Smart Update Pingerの問題点

 
・WordPressオフィシャルサイトに登録されていない
・Smart Update Pingerのオリジナルサイトがすでにない
・Smart Update Pingerが最後に更新されて数年経っている
・環境によってインストールできない
 
 
最初の 3つの項目はほぼ同じ意味です。
 
Smart Update Pingerは、最後に更新されて 5年と言わない月日が経っています。
そして、Smart Update Pingerを作成した方が立ち上げたオフィシャルサイトは既に無くなっており、WordPressプラグインの公式ダウンロードサイトからも削除されていいます。
 
つまり、それは既に作成した方も提供を終了させており、サポートもすでに終了しているということです。
それは、誰もサポートをしていないということであり、インストールして動いたから使ってみる、というのは「WindowsXPのサポートは切れたけどもまだ動くからそのまま使う」と言っていることと同じようなことになるのです。
 
セキュリティの問題を始め、何か問題があったとしてもそれを修正してくれる方はもういない、ということなので、使っている方は今すぐ使うのを止めましょう。
 
 
また、私のローカル環境である XAMPP環境にインストールをしてみましたが、下記のような画面になり、うまく動作させることができませんでした。
 
20140528_wp_01
 
インストールした環境としては、↓こんな感じです。
   ■ OS:Windows7
   ■ XAMPP:3.1.0
   ■ PHP:5.4.7
   ■ MySQL:5.5.27
 
  ※この不具合が起こった場合の対処方法は
    「Smart Update PingerでWordPressにログイン不能
   で情報提供していますので、そちらをご覧ください。
 
 
では、どうするか。
 
 ・Ping機能の拡張プラグインを使うのを終了する
 ・Smart Update Pingerと同様な機能を提供しているプラグインを探す
 
後者の違うプラグインを探すを選択する方は、Smart Update Pingerと同じような機能を提供しているプラグインに「WordPress ping Optimizer」というものがありますので、そちらを使うといいでしょう。
 
そちらの使い方については、いずれ記事にしようと思っていますので、今しばらくお待ちください。
 
 

WordPressの Ping機能・更新情報サービスにはプラグイン不要なのではないか?

 
ただ、個人的には Pingの機能拡張のためのプラグインは必要ないのではないか、と考えています。
 
WordPressのPing・更新情報サービス設定方法とPingサーバ」で WordPressの Ping機能・更新情報サービスについて記述していますが、その最後に「WordPressの Ping機能の問題点に対する個人的な見解」として、使わなくていいのではないか、と思う見解を詳しく書いています。
 
WordPressの Ping機能はすでに十分で問題ないレベルの機能を備えているため、プラグインで何か機能を拡張することは必要ない、というのが私の見解です。
 
 
あくまでも自己判断にはなってしまいますので、万に一つでもスパム扱いされる可能性があるなら...と「WordPress ping Optimizer」を使うのもいいと思います。
 
Pingの送信履歴を見たいから「WordPress ping Optimizer」を使う、というのもいいと思います。

 - WordPress

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

Category Order and Taxonomy Terms Orderでカテゴリ・タクソノミーのタームの順番を並び替える

標準機能では行えないカテゴリやタクソノミーの並び替えを行うプラグインCategory Order and Taxonomy Terms Orderの紹介です。

WP-PostRatingsでWordPressに自由度が高い口コミサイトを構築

口コミの評価点を投稿する機能に特化したプラグインで、多様なイメージと投稿方法が用意されていてサイトにあったイメージを選択できます。

WordPressの Google XML Sitemapsで WebMaster Tools用の sitemap.xmlを生成

WordPressの Google XML Sitemapsで WebMaster Tools用の sitemap.xmlを生成する方法を説明しています。

WordPressのユーザ名を後から変更する方法。adminの使用は危険。

運用中のユーザ名を変更する方法を解説。かつてのデフォルト設定だった「admin」は誰もが使うIDのため非常に危険です。今からでも変更しましょう。

Advanced Custom Fields(ACF)のアドオン・繰り返しフィールドの使い方解説

Advanced Custom Fieldsのアドオン・繰り返しフィールドについて解説。繰り返しフィールドは投稿者が入力フィールドを追加しながら情報を入力できるフィールドを提供。

WordPressの投稿データ(記事データ)の管理方法

投稿の登録の方法、投稿データの管理方法の解説。MetaManagerなどのプラグインを入れた場合の入力ボックスを表示させる方法についても解説します。

WordPressのウィジェットにGoogle+ページのバッジ編集方法

Google+ページの特徴(Facebook、Mixiとの違い)や構築のメリット(Google対策)、登録、バッジの編集方法の解説。

ロリポップでWordPress+Basic認証で不具合発生!回避方法解説

ロリポップサーバでWordPressを使いBasic認証を設定する際には注意しないとWordPressが動かなくなる場合も!その回避方法を解説します。

WordPress データベースを管理するための強い味方のプラグイン WP-DBMANAGER

データベースを管理するための強い見方のプラグイン「WP-DBMANAGER」の使い方の説明です。

BackWPupでバックアップ・Jobの設定・保存する情報の設定

BackWPupその2。Jobのバックアップの基本部分と対象の設定についての解説。