フォルダを指定してファイルのパーミッションを変更するプログラム
2014/09/12
フォルダを指定しパーミッションを変更するプログラムを作ってみた
プログラムを作った経緯とプログラムソース
とあるサーバで、ファイルのパーミッションをまとめて変更したい、という必要性があり、プログラムを作成してみました。
大したものではないですが、せっかく作りましたので、もし他の人も何か参考になるのならばと思ってここにアップしてみることにしました。
——————
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 |
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja"> <head> <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8" /> <title>ファイルのパーミッション変更</title> </head> <form action="" method="post"> <input type="hidden" name="mode" value="submit"> フォルダ名:<input type="text" name="dir_name"><br /> ※相対パスで入力し、最後の「/」は入力しない<br /> <br /> パーミッション:<input type="text" name="permission"><br /> ※最初の「0」は入力しない<br /> <input type="submit" name="Chmod実行"><br /> </form> <?php if ( isset ( $_POST["mode"] ) ) { if ( $_POST["mode"] == "submit" ) { if ( !$_POST["dir_name"] ) { echo " <br />"; echo "フォルダ名を入力してください。<br />"; } elseif ( !is_numeric ( $_POST["permission"] ) ) { echo " <br />"; echo "パーミッションは数値で入力してください。<br />"; } else { echo " <br />"; echo "■ファイル一覧<br />"; $dir_neme = $_POST["dir_name"] . "/"; if ( $dir = opendir ( $dir_neme ) ) { while ( ( $file = readdir ( $dir ) ) !== false ) { if ( $file != "." && $file != ".." ) { $path = $dir_neme . $file; if ( is_file ( $path ) ) { echo $file . "<br>\n"; $perm = sprintf ( "%04d", $_POST["permission"] ); echo $perm . "<br>\n"; $res = chmod ( $path, octdec ( $perm ) ); } } } closedir ( $dir ); } } } } ?> </body> </html> |
——————
サンプルソースの使い方
上記のソースプログラムを適当なファイル名のファイルにコピペして、サーバにアップして、そのファイルにアクセスすると下記のような画面が表示されます。
「フォルダ名」にフォルダ名を入力します。
相対パスで指定し、フォルダ名の最後に「/」は不要です。
「パーミッション」には指定したいパーミッションを入力します。
パーミッションの設定は「0755」「0666」など最初に「0」を付ける必要がありますが、その部分は自動付与しますので、入力は必要ありません。
「Chmod実行」ボタンをクリックすると、「フォルダ名」で指定したフォルダの中のファイルのパーミッションを「パーミッション」で指定したものに変更します。
フォルダのパーミッションは変更しません。
プログラムの解説
プログラムの解説、というほどたいそうな処理を書いているわけではありませんが、解説をしていきます。
35行目の「poendir」でフォルダを開いて、36行目の「readdir」で 1つずつのファイルを取得し、37行目で「.」「..」を排除し、39行目の「is_file」でファイルであることを確認(フォルダを排除)します。
42行目の「chmod」でパーミッションを変更します。
また、見ていただいて分かる通り、入力チェックは最低限しか行っていませんので、正しくない値を入れた場合は、想定外の不具合につながる可能性もあります。
さらに、サニタイジングも行っていませんので、使い終わったら速やかにプログラムファイルを削除しておく方がいいでしょう。
サンプルソースの注意点
このプログラムは想定通りの結果が得られない場合が多々あります。
下記のような場合は、サーバの設定によって実行できないものになりますので、あきらめるしかありません。
・chmod関数が使えない
chmod関数は、使い方を間違えるとサーバ全体に大きな影響を与えかねない関数であることから、これらの関数を利用できないようにしているサーバもあります。
・ファイルの権限が違う
サーバで動いているプログラムにはそれぞれ権限があり、FTPでアップロードしたファイルと、PHPのプログラムで生成されたファイルと、それぞれ違うユーザが割り当てられているサーバもあります。
その場合は、作成したユーザが違うためにプログラム上からパーミッションの変更ができない場合があります。
また、このプログラムは、パーミッションを変えるだけですが、設定に失敗するとシステム全体に大きな影響を与えてしまう可能性もありますので、まずは、テスト用のファイルで実験をしてみてください。
例えば、下記の様にフォルダとファイルを生成し、「test1」フォルダを指定して実験してみるとかテストファイルで試してみてください。
/test
/test/chmod_php.php
/test/test1/
/test/test1/01.txt
/test/test1/02.txt
/test/test1/03.txt
/test/test1/04.txt
/test/test1/05.txt
※「chmod_php.php」が上記サンプルのプログラムとします。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
パーミッション(属性)一括変更ツール・WordPress最適化済
WordPressのパーミッション(属性)を一括変更するツールを作成!ファイル、フォルダのパーミッションが一覧表示でき、ファイルを選んでパーミッションの変更が行えます。
-
-
ファイル変更だけ!ECCUBEの本番から開発環境をコピーする手順を解説
ECCUBEを本番から開発環境をコピーする際の手順を解説。PGMメンテに必要な開発環境を構築する手順を解説。ECCUBEの仕組みは簡単なので作業は5分ほど。
-
-
ECCUBEの注文完了画面注文番号と商品情報を編集するCRITEO(クリテオ)タグを編集
ECCUBEの注文完了画面にクリテオのタグを編集する方法を紹介。標準機能では完了画面に注文IDや購入商品の情報を渡さないため改修が必要です。
-
-
include、requireのパス指定をdirname(__FILE__)、__DIR__と書く理由
include、requireのパスの指定を dirname(__FILE__)、__DIR__で記述する理由に付いて解説。相対パス、絶対パスを直書き、パスを書かない場合は何が問題かを説明。
-
-
ECCUBEの管理画面のSSL設定をインストール後に変更する方法
ECCUBEをインストールした後から管理画面のSSL設定を変更する方法を解説します。config.phpファイルのHTTPS_URLとADMIN_FORCE_SSLの値を変更すればOK。
-
-
PHPのcURLでAPIやWebサイトへのアクセス方法。file_get_contentsとの比較
PHPからWebサイトにアクセスしてHTMLを取得、APIにアクセスして情報を取得する場合は、cURLがオススメ。file_get_contentsでも可能だがエラー制御に難がありトラブルのもとになる。
-
-
ECCUBEでテンプレートファイルのファイルサイズは10MB以下のものを使用してくださいのエラーが出た場合
テンプレートをアップロードする際にファイルサイズが大きすぎてエラーが表示される際の対処方法解説。パラメータ設定で設定する制限について解説を行っています。
-
-
GMOペイメントゲートウェイのjava.io.IOExceptionのエラー
ECCUBEの決済でGMOペイメントゲートウェイのモジュールを使ってテスト決済を行った場合の不具合、java.io.IOExceptionと言うエラーの原因と対策方法の解説です。
-
-
乱数発生器(パスワード生成サービス)がバージョンアップで高速化!
乱数やパスワードを生成する乱数発生器を高速化!重複しない10桁、20桁の文字列を10万件、20万件と生成することも可能!イベントのキャンペーンのシリアルコードなどにも利用可能!
-
-
指定した数で文字列を丸める(n文字目で…にする)関数substr、mb_substr、mb_strimwidthの違い
文字列を指定された数で抜き出すPHPの関数、substr、mb_substr、mb_strimwidthについての解説。似た関数だが引数の指定方法が違ったり、文字数がバイト数か文字数かも違ったり、注意が必要だ。
