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ECCUBEを開発環境から本番ドメインに変更でエラーが・パス変更について

      2015/06/12

ECCUBE・公開しようとドメインを当てたらエラーが発生!

 

ECCUBEのエラーが出る状況と原因の概要解説

 
レンタルサーバを使って ECCUBEを構築し、本番公開する際にドメインを当てると下記のようなエラーが出て動かなくなってしまった、という場合の対処方法です。
 
20141201_php_01
 
 
上記の画像の値などは一部適当に加工してありますが、
「▼▼▼ デバッグ情報ここから ▼▼▼」
「▲▲▲ デバッグ情報ここまで ▲▲▲」
「システムエラーが発生しました。
大変お手数ですが、サイト管理者までご連絡ください。」
といった感じでエラーが表示されます。
 
 
原因は、共有サーバで設定していた場合のパスと、ドメインを当てた場合のパスの見え方が違ってくるためです。
 
 
より具体的な話としては、
 
開発中:レンタルサーバの割り当てドメインでの URL
  http://s-giken.sakura.ne.jp/s-giken/html/
 
公開時:ドメインでの URL
  http://s-giken.ne.jp/
 
開発中は、「開発中」の URLで開発をしていて、公開をしようとしてドメインをあてて「公開時」の URLにしたらエラーが出るようになった、というような状況です。
ドメインを設定する前に、「hosts」で設定した場合も同じ状況になります。
 
 
上記の URLを見てもらっても分かる通り、「開発中」の URLには「s-giken/html/」の部分が余計についています。
これがエラーの原因です。
 
 

ECCUBEのエラーの解消方法

 
ファイルが置いてあるパスが変更になりますので、ECCUBE内でこのパスが設定してある個所を変更する必要があります。
 
ですが、パスを変更すると ECCUBE自体が動かなくなることもありまして、管理画面から変更することはできません。
 
修正作業は FTPを使ってファイルの変更をすることになります。
 
 
【変更対象ファイル】
/data/config/config.php
 
 
【変更対応箇所】

 
 
変更点は、上記を見てもらうと分かると思いますが、下記の様に修正を行います。
 

 
 

ECCUBEのエラーを解消させた後

 
パスの設定を変更すると、もともとアクセスしていた URLではアクセスできなくなります。
 
——————-
Not Found
The requested URL /s-giken/html/ was not found on this server.
——————-
 
アクセスすると上記のような 404エラーのページが表示されるでしょう。
これは、パスが変わるためにいずれかを選択する必要があるわけですので、致し方がないことかと思います。
 
 

ECCUBEの環境をコピーする方法

 
今回の記事では、ドメインを当てて本番公開をする方法の解説でしたが、公開後、プログラムをメンテナンスする際などに必要になる開発環境の構築方法、ECCUBEの環境をコピーする方法については「ファイル変更だけ!ECCUBEの本番から開発環境をコピーする手順を解説」に記事を書きましたので、あわせて確認してください。

 - PHP・Smarty・ECCUBE

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