エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


フォルダを指定してファイルのパーミッションを変更するプログラム

      2014/09/12

フォルダを指定しパーミッションを変更するプログラムを作ってみた

 

プログラムを作った経緯とプログラムソース

 
とあるサーバで、ファイルのパーミッションをまとめて変更したい、という必要性があり、プログラムを作成してみました。
 
大したものではないですが、せっかく作りましたので、もし他の人も何か参考になるのならばと思ってここにアップしてみることにしました。
 
——————

——————
 
 

サンプルソースの使い方

 
上記のソースプログラムを適当なファイル名のファイルにコピペして、サーバにアップして、そのファイルにアクセスすると下記のような画面が表示されます。
 
20140911_php_01
 
「フォルダ名」にフォルダ名を入力します。
相対パスで指定し、フォルダ名の最後に「/」は不要です。
 
「パーミッション」には指定したいパーミッションを入力します。
パーミッションの設定は「0755」「0666」など最初に「0」を付ける必要がありますが、その部分は自動付与しますので、入力は必要ありません。
 
「Chmod実行」ボタンをクリックすると、「フォルダ名」で指定したフォルダの中のファイルのパーミッションを「パーミッション」で指定したものに変更します。
 
フォルダのパーミッションは変更しません。
 
 

プログラムの解説

 
プログラムの解説、というほどたいそうな処理を書いているわけではありませんが、解説をしていきます。
 
35行目の「poendir」でフォルダを開いて、36行目の「readdir」で 1つずつのファイルを取得し、37行目で「.」「..」を排除し、39行目の「is_file」でファイルであることを確認(フォルダを排除)します。
42行目の「chmod」でパーミッションを変更します。
 
また、見ていただいて分かる通り、入力チェックは最低限しか行っていませんので、正しくない値を入れた場合は、想定外の不具合につながる可能性もあります。
 
さらに、サニタイジングも行っていませんので、使い終わったら速やかにプログラムファイルを削除しておく方がいいでしょう。
 
 

サンプルソースの注意点

 
このプログラムは想定通りの結果が得られない場合が多々あります。
下記のような場合は、サーバの設定によって実行できないものになりますので、あきらめるしかありません。
 
・chmod関数が使えない
chmod関数は、使い方を間違えるとサーバ全体に大きな影響を与えかねない関数であることから、これらの関数を利用できないようにしているサーバもあります。
 
・ファイルの権限が違う
サーバで動いているプログラムにはそれぞれ権限があり、FTPでアップロードしたファイルと、PHPのプログラムで生成されたファイルと、それぞれ違うユーザが割り当てられているサーバもあります。
その場合は、作成したユーザが違うためにプログラム上からパーミッションの変更ができない場合があります。
 
 
また、このプログラムは、パーミッションを変えるだけですが、設定に失敗するとシステム全体に大きな影響を与えてしまう可能性もありますので、まずは、テスト用のファイルで実験をしてみてください。
 
例えば、下記の様にフォルダとファイルを生成し、「test1」フォルダを指定して実験してみるとかテストファイルで試してみてください。
/test
/test/chmod_php.php
/test/test1/
/test/test1/01.txt
/test/test1/02.txt
/test/test1/03.txt
/test/test1/04.txt
/test/test1/05.txt
 
※「chmod_php.php」が上記サンプルのプログラムとします。

 - PHP・Smarty・ECCUBE

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

Phpmailerでスパム回避!Gmail等のSMTPを経由するPHPのメールフォーム解説

お問い合わせ等のメールフォームから送ったメールがスパム扱いされる!その対策としてライブラリ「Phpmailer」を使う方法を解説。関数化していますのでコピペでOK。

QRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をPHPで使うカスタマイズ
QRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をPHPで使うカスタマイズ

CakePHP2用のQRコード作成ライブラリ「cakePHP-QR-Code-Helper」をプレーンのPHPでも使うためのカスタマイズ方法を解説。1ファイルを設置するだけでQRコードが作れるため使い勝手がいい。

PHPのスクレイピングライブラリ「PHP Simple HTML DOM Parser」の使い方
PHPのスクレイピングライブラリ「PHP Simple HTML DOM Parser」の使い方

PHPのスクレイピングライブラリ「PHP Simple HTML DOM Parser」の使い方を解説。要素を取得する方法、そこから属性を取得する方法を解説。また、マニュアルにはない注意点なども解説。

連想配列のキーも値もまとめてhtmlspecialchars()でサニタイズする関数の作成解説
連想配列のキーも値もまとめてhtmlspecialchars()でサニタイズする関数の作成解説

PHPの配列・連想配列のキーと値をまとめてhtmlspecialchars()関数でサニタイズ(無害化、無毒化)を行う関数を作成。連想配列のキーはarray_map()関数でのサニタイズは無理。

QRコード(二次元バーコード)作成サービスを公開
QRコード(二次元バーコード)作成サービスを公開

QRコード(二次元バーコード)を生成するサービス。QRコードにする文字列を入力するだけで QRコードが簡単に作れる。オプションとして、画像サイズ、余白サイズ、エラー訂正レベルがある。

JSON形式の値を配列形式に変換・PHPでは json_decode()、json_encode()
JSON形式の値を配列形式に変換・PHPでは json_decode()、json_encode()

JSONとは「JavaScript Object Notation」の略でテキストベースのデータフォーマット。JSONの値をPHPで配列に変換するWebツールの紹介とその処理「json_encode()」「json_decode()」関数の解説。

PHPのcURLでAPIやWebサイトへのアクセス方法。file_get_contentsとの比較
PHPのcURLでAPIやWebサイトへのアクセス方法。file_get_contentsとの比較

PHPからWebサイトにアクセスしてHTMLを取得、APIにアクセスして情報を取得する場合は、cURLがオススメ。file_get_contentsでも可能だがエラー制御に難がありトラブルのもとになる。

WindowsのXAMPPのPHPではstrptimeは使用不可。代替はdate_parse_from_formatを使う
WindowsのXAMPPのPHPではstrptimeは使用不可。代替はdate_parse_from_formatを使う

strptimeはWindowsのPHPには未実装。LinuxとMacで挙動が異なる。PHP8.1で非推奨になる。なので日付のチェックはdate_parse_from_formatを使おう。使い方を詳細解説。

ob_start、ob_get_contents関数でPHPの標準出力をバッファリング・変数に代入

標準出力をバッファリングし変数に代入することができるob_start()関数の解説。include()の処理をバッファリングすることで自由な場所に処理を記述することが可能。

PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム
PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム

PHPのcURLを使用して各種APIにアクセスするサンプルプログラムを作成し、その処理を解説。カオナビAPIのみならず、他の多くのAPIにアクセスする際にも使用できる。