エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


ショートコードで簡単解決!WordPress固定ページにカテゴリ一覧を編集する方法

      2016/03/26

プラグインなしでカテゴリ一覧を作成

 

ショートコードでカテゴリ一覧を作成

 
WordPressをブログとして使う分には関数を作って、ショートコードを作成して、といったことが発生する機会はほぼないワケですが、ブログじゃない見せ方のサイトを作ろうかなぁと思った時にはショートコードは非常に強い味方となってくれる仕組みなのです。
 
というわけで、今回は、ショートコードを利用して、固定ページや特定の投稿に特定のカテゴリの投稿一覧を作成する処理を作ってみましたので、解説しようと思います。
 
 
ショートコードの記載の方法については、「WordPress投稿にPHPを記述するショートコードの使い方add_shortcode」に記事を書いていますので、参考にしてみてください。
 
また、上記の記事内でショートコードをテンプレート内で実装する方法も記載しています。
一度ショートコードを作っておけば、記事内だけではなくてテンプレート内でも使えますので、覚えておいて損はない仕組みですね。
 
 
ただ、そのままではウィジェットでは使えませんので、ウィジェットにも編集したいという場合には「WordPressのウィジェットでショートコードを使う方法add_filter」の記事を読んでみてください。
ちょっとした処理を追加することで対応できるようになります。
 
 

カテゴリ一覧を編集するソース

 
対応する内容は、「functions.php」にプログラムを記述し、それを呼び出すショートコードを固定ページや投稿に記述する、という内容になります。
 
 

functions.phpに関数を追加

 
functions.phpに下記のソースを記載します。(2016.03.26 修正)
 

 
 
「functions.phpって何?」っていう方には「WordPressの functions.phpがある場所」という記事を書いていますので、こちらも読んでみてください。
 
 

記事に記載するショートコード

 
実際にカテゴリ一覧を編集する場合には、投稿に下記のソースコードを記載します。
 

 
「category」は、カテゴリの IDになります。表示したいカテゴリを編集します。
「posts_per_page」は、表示する件数を編集します。
 
この仕組みではページ送りの処理は含まれていませんので、「最新 5件」を表示するといった想定になっています。
 
また、「posts_per_page => -1」の様に「-1」を指定すると、1ページの表示制限をなくすことができます(全件表示になります)。
 
 


 

カテゴリ一覧を編集するソースの解説

 
ショートコードの基本的な理解は最初にも書きましたが、「WordPress投稿にPHPを記述するショートコードの使い方add_shortcode」に記載していますので、そちらを読んでください。
 
ショートコードで、「Category_List」という関数を呼び出します。
引数として、「category」「posts_per_page」を受け取ります。
引数がない場合は、「category => 1(未分類)」、「posts_per_page => 5」(5件表示)がデフォルト値として設定されます。
 
7行目の「get_posts()」で、引数で受け取ったカテゴリから件数分の記事を取得します。
それを、12行目の「Create_Html関数」に送って HTMLを生成します。
 
決まりきった HTMLを生成できればいいのならば、「Create_Html関数」は関数化する必要はないのですが、カテゴリごとに編集する HTMLを変えたい場合には、下記のような感じで「Create_Html関数」を分けておく方が便利なんじゃないかな、ということで関数を分けています。
 

 
まぁ、ショートコードの引数に HTMLの区分を追加して、その区分で「Create_Html関数」を振り分けるようにしておく方が使い勝手はよさそうですね。
 
 
また、投稿から取得する値として、「タイトル」を「$post->post_title」として取得していますが、同様にいろいろな値が取得可能です。
下記のサイトが参考になりましたので、併せて紹介しておきます。
 http://weble.org/2012/04/23/wordpress-post-data
 
 

「query_posts」ではなく「get_posts」関数を使おう

 
最初に参考にしたサイトでは、投稿情報を取得する際に「query_posts」が使われていました。
 
ですが、下記の様に「query_posts」関数は推奨されていない関数ですので、「get_posts」関数を使いましょう。
 http://notnil-creative.com/blog/archives/1688
 
実際に「query_posts」のままでは想定した動きになりませんでしたからね。
 
 
この記事では一覧表示をすることを主眼に解説しましたが、カスタムフィールドも利用した抽出条件、ソート条件を設定する方法を含めた解説記事を「ショートコードで簡単解決!カスタムフィールドでソート、抽出条件設定方法」に書きましたのであわせて参考にしてください。
(2015.05.25 追記)

 - WordPress

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Comment

  1. あっきー より:

    大変参考にさせて頂いております。
    ソースをそのまま使ってみたのですが
    投稿した日付けが全て一緒になります。

    何か私の設定が間違っているのでしょうか?

    • エス技研 より:

      あっきーさん、ご連絡ありがとうございます。

      ご連絡の件ですが、私が間違えていますね。失礼いたしました。
      「get_post_time()」関数は表示しているページの投稿日時を取得しますので、表示している固定ページの投稿日が表示されていると思われます。

      22行目を下記の様に書き換えてください。

  2. あっきー より:

    エス技研様

    変更したところ無事表示されました!
    ワードプレスを扱い始めたばかりで少しずつ勉強しておりますが
    いつも参考にさせて頂いております。
    すぐに対応頂き有難う御座いました

    • エス技研 より:

      あっきーさん、ご連絡ありがとうございます。
      無事に対応できたとのことで安心しました。
      ご指摘いただいていた箇所の記事は修正させていただきました。

      でも、まぁ、このブログにも質問をくださる方も少なからずいらっしゃいますが、お礼まで書き込んでくださる方は限りなく少ないので、対応した甲斐があったと嬉しくなりますね。^^

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

WP jQuery LightBoxでWordPressの画像を簡単に見やすくする方法解説

画像のリンクに対して LightBox効果を簡単に追加するプラグイン。インストールして数項目にチェックを入れるだけで設定完了。属性を追加することで機能も追加できる。

Advanced Custom Fieldsのカスタムフィールドの登録上限が max_input_varsに影響する問題の対処方法

Advanced custom Fieldsには登録できるフィールド数に上限があります。php.iniのmax_input_varsによる制限ですが、フィールドグループを分割することで解決できます。

WordPressの Google XML Sitemapsで WebMaster Tools用の sitemap.xmlを生成

WordPressの Google XML Sitemapsで WebMaster Tools用の sitemap.xmlを生成する方法を説明しています。

WordPressのスラッグとは?

WordPressのスラッグって何?それを解説している記事です。なんとなく分かっている気になっているものを改めてしっかり確認をしてみませんか?

Basic認証をファイル単位・URL単位で設定する方法の解説

Basic認証はフォルダ単位だけでなくファイル単位での設定もできるためログイン画面だけにBasic認証を設定することもできます。その解説です。

Contact Form 7使い方詳細解説・WordPressメールフォーム

WordPressの標準お問い合わせメールフォームである Contact Form 7の詳細な使い方の解説です。

WordPressのサイトマップ生成ツールPS Auto Sitemapの使い方

サイトマップを PS Auto Sitemapで自動生成する方法を説明します。このプラグインは Google用のサイトマップではなく一般ユーザが見るためのサイトマップページを作ります。

WordPressのフォームプラグイン「MW WP FORM」でメールが送信できない不具合の対応方法
WordPressのフォームプラグイン「MW WP FORM」でメールが送信できない不具合の対応方法

WordPressでメールフォームと言えば MW WP Form!そのMW WP Formでフォームを作成したものの、エラーでメールが送信できない!その原因と対処方法を解説。エラーが発生する意外な盲点もある。

Advanced custom Fieldsのフィールドグループを簡単に複製する方法

Advanced custom Fieldsのフィールドグループの複製の方法の解説。XMLのExport、インポートする機能を利用して複製します。

WordPressの一覧ページのテンプレートの種類とファイルの設定

ファイル名に従って一覧ページのテンプレートは選択される。ルールに従ってファイル名を付けることで任意のカテゴリ、タクソノミーごとのテンプレートを指定可能。