WordPressの一覧ページのテンプレートの種類とファイルの設定
2016/03/11
一覧ページのテンプレートファイルの種類と作り方
WordPressのテンプレートファイル
WordPressのテンプレートファイルは、いろいろなファイルが存在していますが、その中で一覧ページのテンプレートについて解説します。
WordPressの一覧ページのテンプレートは下記のものが基本形です。
/{WordPressのルート}/wp-content/themes/{テーマ}/archive.php
このテンプレートファイルがあれば、月別のアーカイブページを始め、カテゴリ一覧、トップページの投稿一覧などの一覧ページを全てこのテンプレートファイルに基づいて表示します。
そして、アーカイブ一覧のテンプレートとは別に、カテゴリ一覧用のデザインテンプレートを作りたいと思った場合は、下記のファイル名のファイルを作成するとそのデザインが反映されます。
/{WordPressのルート}/wp-content/themes/{テーマ}/category.php
このように、WordPressではあらかじめ決められているルールに従ってテンプレートファイルを用意することでそのデザインを反映できる仕組みが備わっています。
WordPressのテンプレートファイルの取得順位
先に書いたように、WordPressではテンプレートのファイル名に従ってテンプレートを読み込む仕組みがあります。
その、一覧ページの読み込むファイルの取得順位は以下のようになっています。
カテゴリの一覧ページを作成する場合は以下になります。
- category-{slug}.php
特定のカテゴリだけのテンプレート - category-{id}.php
1.同様特定のカテゴリ。こちらは IDで指定 - category.php
カテゴリ共通のテンプレート - archive.php
カテゴリ、アーカイブ一覧など一覧ページ共通 - index.php
すべての共通テンプレート
例えば、カテゴリの中にタームIDが「5」の「shop」と言うタームを作ったとします。
その「shop」に属する記事だけの一覧を作る場合は、上の 1番から順番に探していき、取得できたものをテンプレートとして使用します。
まず
category-shop.php
があればそれを使います。なければ
category-5.php
を探して、あればそれを使います。以下、
category.php
archive.php
index.php
を探して使用します。
同じように、カスタムタクソノミーの場合は、下記の順番でテンプレートファイルを取得します。
- taxonomy-{slug}-{term}.php
特定のタクソノミーの中の特定のタームだけのテンプレート - taxonomy-{slug}.php
特定のタクソノミーだけのテンプレート - taxonomy.php
タクソノミー共通のテンプレート - archive.php
タクソノミー、アーカイブ一覧など一覧ページ共通 - index.php
すべての共通テンプレート
基本的には「category」の部分が「taxonomy」に変わった感じですが、「category」は「taxonomy」のなかの一つというイメージですので、カスタムタクソノミーの中のタームを指定する場合は、「taxonomy-{slug}-{term}.php」になる、と言うことですね。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
WordPress プラグインのアップデート失敗でデータが消える事態が!
プラグインのアップデート失敗でデータが消失。不具合が起こる原因はあちこちにありますので常に慎重にバックアップをしましょう。
-
-
WordPressのスラッグとは?
WordPressのスラッグって何?それを解説している記事です。なんとなく分かっている気になっているものを改めてしっかり確認をしてみませんか?
-
-
WordPress投稿にPHPを記述するショートコードの使い方add_shortcode
WordPressの投稿ページで PHPの処理を行うには add_shortcode関数を使ったショートコードという機能を利用します。
-
-
WP Basic AuthなどWordPressにBasic認証を設定するプラグインのまとめ
WordPressにBasic認証を設定する方法のまとめ。プラグインを使う方法と.htaccessで設定する方法を紹介。公開側、ログインページをそれぞれ設定できます。
-
-
WordPressの管理画面ログインURLの変更方法解説
管理画面のログインURLの変更は極めて有効なセキュリティ向上の方法ですので、その解説を行います。
-
-
ob_start、ob_get_contentsを利用しショートコード内でinclude・WordPressプラグイン開発
WordPressのプラグインやショートコードの関数作成でテンプレートをincludeする際に利用するob_start関数、ob_get_contents関数を紹介。
-
-
WP Multibyte PatchでWordPressの管理画面のイタリック体を解消
管理画面の一部の文字がイタリック(斜体)になっているのはプラグイン「WP Multibyte Patch」が有効になっていないためです。日本語を使うには必ず有効化しましょう。
-
-
BackWPupでバックアップ・エラー発生の具体的対処方法事例6
BackWPupその6。エラーが起こったときの対処方法の具体例紹介です。
-
-
WordPressにプラグインを使わず OGP(Open Graph Protocol)の設定方法解説
WordPressに OGP(Open Graph Protocol)をプラグインを使わずに設定する方法の解説。
-
-
30分でWordPressを引越し・他のサーバに引越しや開発環境の構築手順
WordPressを他のサーバに引っ越しするとき、テスト環境を作るときなどの作業手順をまとめました。プラグインを使う方法もありますが手作業でも簡単です。