sleepの秒指定は整数のみなので1.5秒はsleep、usleepを組み合わせる
2024/06/21
1.5秒の遅延設定はsleep、usleepを組み合わせる
PHPのプログラムの実行遅延関数は「sleep()」「usleep()」がある
今回の記事は、タイトルのままです。
プログラムの処理を一定時間止める(遅延させる)場合は「sleep()」「usleep()」を使います。
「sleep()」と「usleep()」の違いは、
「sleep()」は 1秒以上の整数秒の時間を遅延させる
「usleep()」は、1秒未満の時間を遅延させる
という仕様になっています。
つまり、「sleep()」に指定できる秒数は「整数値」のため、「sleep(0.25)」のような設定をしても「0.25秒」ではなく「0秒」の遅延となります。
同様に「1.5秒の遅延」をしたい場合に「sleep(1.5)」としても「1.5秒」にはなりません。
そのため、「1.5秒の遅延」をしたいときはどうするか。
下記のように「sleep()」と「usleep()」を続けて記述します。
1 2 |
sleep(1); usleep(500000); |
まぁ、全然難しい話ではないですが、これをズバリ書いている記事に出会えなかったので記事にしてみました。
当たり前すぎて記事にするほどでもないと思われているのかもしれませんが...
「usleep()」に指定するのは「マイクロ秒」単位
「usleep()」に指定できるのは「マイクロ秒」単位です。
「usleep(1000000)」が「1秒」となりますので「usleep(500000)」は「0.5秒」となります。
また、PHPのオフィシャルサイトにも書いてありますが、「usleep()」で 1秒を超える値を指定した場合の挙動は環境によって異なるようですので、使わない方が無難かと思います。
参考サイト・PHPオフィシャルサイト
今回の記事の内容の参考サイトとして、オフィシャルサイトのリンクを貼っておきます。
あわせて参照してください。
https://www.php.net/manual/ja/function.sleep.php
https://www.php.net/manual/ja/function.usleep.php
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