CakePHP 2.3でファイルをアップロード・その2 ファイル名を乱数で設定
2014/06/26
Cakephpでファイルのアップロード
ファイル名を乱数にしてセキュリティ向上
先週、CakePHP 2.3でファイルのアップロード処理を作るという記事を書きましたが、今日はその続きです。
前記事のファイルアップロード処理を作る際に、ファイル名をもとのファイル名ではなく、乱数による自動生成されたファイル名を付けるという方法も試してみました。
今回は乱数を元にファイル名を付けていますが、シリアルナンバーを付けたい、といった場合などもこの方法を元にすれば対応は可能ですね。
ベースにしたのは、前回も書いた下記のサイトです。
http://www.almondlab.jp/labs/1043
そのため、View、Model、および、DBの構造は、上記のページと同じですので割愛します。
————–(/Controller/UploadsController.php)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 |
<?php App::uses('AppController', 'Controller'); /** * Uploads Controller * * @property Upload $Upload */ class UploadsController extends AppController { public $helpers = array('Html', 'Form'); public function index() { $this->Upload->recursive = 0; $this->set('uploads', $this->paginate()); } public function add() { if ($this->request->is('post')) { // 2013.07.19 add 乱数を発生させる処理 $rand = 'abcdefghijklmlopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMLOPQRSTUVWXYZ0123456789'; $ary_rand = str_split ( $rand ); // array_rand はランダムに配列のキーを取得 for ( $i = 1, $str = ""; $i <= 32; $i++ ) { $rand_key = array_rand ( $ary_rand, 1 ); $str .= $ary_rand[$rand_key]; } $tmp = $this->request->data['Upload']['file']['tmp_name']; if(is_uploaded_file($tmp)) { $file_name = $str; $file = WWW_ROOT.'files'.DS.$file_name; if (move_uploaded_file($tmp, $file)) { $this->Upload->create(); $this->request->data['Upload']['file_name'] = $file_name; if ($this->Upload->save($this->request->data)) { $this->Session->setFlash(__('The upload has been saved')); $this->redirect(array('action' => 'index')); } else { $this->Session->setFlash(__('The upload could not be saved. Please, try again.')); } } } } } } |
————–
途中に乱数を発生させる処理を追加し、ファイル名をそれに置き換える処理になっています。
この処理の要は「move_uploaded_file」でしょうね。それ以外は特に難しいことはないと思います。
途中のコメントの「array_rand はランダムに配列のキーを取得」の次の行にある「32」がランダムで生成する文字列の文字数になりますので、ファイル名の長さを調整したい場合はその数字を変えてもらえればいいでしょう。
また、ファイル名をランダムで取得するには「md5」などが使われていたりもしますが、正確には乱数を取得する関数ではありませんので、それを理解したうえで使った方がいいでしょうね。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
CakePHP3で「SQLSTATE[23000]: Integrity constraint violation」「SQLSTATE[42S22]: Column not found」などのエラーが出たときの確認するポイント
CakePHP3の開発で発生する「SQLSTATE[23000]: Integrity constraint violation」「SQLSTATE[42S22]: Column not found」のエラーには特有の原因もあるため、その説明と対処方法の解説。
-
CakePHP3の検索プラグイン「friendsofcake/search」の設置方法・CakePHP3.6対応
CakePHP3で検索を担うプラグイン「friendsofcake/search」の紹介。基本的な設置方法の紹介のほか、処理の記述方法のバリエーション、エラーの解説など。CakeDC/searchより導入は簡単!
-
CakePHP3でkeywords、DescriptionをHTMLヘルパーを使って設定する
CakePHP3のkeywordsとdescriptionを設定する方法の解説。CakePHP3にはmetaタグを編集するHTMLヘルパーが用意されているためそれを利用すればOK!ポイントはブロック化を有効にすること。
-
CakePHP3の1対多での連携を中間テーブルを使った多対多の連携に変更するときの手順
CakePHP3で「1対多」の連携を中間テーブルを利用した「多対多」の連携に変更するときの手順のまとめ。中間テーブルの設定やModelの変更などを間違いやすい箇所を指摘しながらの解説。
-
CakePHP3で現在処理しているコントローラー名、アクション名を取得する方法
CakePHP3で現在処理しているコントローラー名、アクション名を取得する方法を解説。複数の方法があるが、getParam()メソッドを使う方法が汎用性があって便利かも。
-
CakePHP4のCSS、JavaScript、画像のブラウザへのキャッシュをコントロールする
CakePHP4、CakePHP3でブラウザにキャッシュさせる設定の解説。CSS、JavaScript、画像をブラウザにキャッシュさせるのか、定期的にリロードする設定にするのかの設定が可能。
-
CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを指定してインストールする詳細な手順を解説
CakePHP3のバージョンを指定してインストールする方法を詳細解説。CakePHP3のインストールはComposerを使うため設定もほぼ自動で完了。データベースの接続情報を記載すればアプリ開発のベースが整う。
-
CakePHP3でDocumentRootやwebroot、imgフォルダのURLやドメイン、パスを取得
URLやドメイン、フォルダへのパスの取得は、ビューではUrlHelperを使い、コントローラーではRouterクラスを使います。第2引数の指定でURLを取得することも可能。
-
CakePHP3のcontroller内でテンプレート、レイアウトを変更する際の指定方法
CakePHP3でテンプレートファイルやレイアウトファイルをデフォルトのものから別のものに変更したい場合の指定方法を解説。
-
CakePHP3で /Layout/defult.ctpにある titleタグ、h1タグを編集する方法
CakePHP3でtitleタグ、h1タグのテキストをデフォルトから変更する方法を解説。テンプレートファイルに「$this->assign()」でテキストを指定して「/Layout/defult.ctp」で受け取る。