エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


WordPress管理画面のメニューに項目を追加する方法解説

      2015/06/15

WordPressの管理画面のメニューに項目を追加する方法

 

管理画面のメニューは menu-header.phpだけども...

 
WordPressの管理画面のメニューは、「/wp-admin/menu-header.php」ファイルで処理されていますので、直球勝負ならこのファイルを変更することで対応できます。
 
このファイルの下の方にある

の下あたりに、下記のような感じで HTMLを追加すれば、メニューを追加することができます。
—————

—————
 
ですが、このファイルは、WordPressのバージョンアップを行うと、差し替えられてしまうファイルですので、基本的には修正を行わないファイルです。
(上記の HTMLを追記しても、バージョンアップの度に消えてしまいますので、その都度対応が必要になってきます。)
 
 

「add_action ( ‘admin_menu’, ‘function名’ );」でメニューを追加する

 
ではどうするか?
 
WordPressには、管理画面のメニューに項目を追加する機能も用意されていますのでそれを使って項目を追加します。
 
具体的には「functions.php」に
————-
add_action ( ‘admin_menu’, ‘function名’ );
————-
の関数を用いて、メニューを追加していきます。
 
※functions.phpがある場所
/{WordPressがインストールされている場所}/wp-content/themes/{テーマ名}/functions.php
  詳細は「WordPressの functions.phpがある場所」を参照
 
 


 

「add_action ( ‘admin_menu’, ‘function名’ );」のサンプルコード

 
—————————-

—————————-
 
上記のコードを「functions.php」にコピペすることで、下記の様にメニューが追加されます。
 
20140616_wp_1
 
また、リンク先の URLは「http://*******/wp-admin/admin.php?page=index2.php」となり、リンク先のページのタイトルは「<title>テストタイトル ‹ テスト — WordPress</title>」となっています。
 
 
add_menu_page関数、add_submenu_page関数の解説は、以下の通りです。
 
add_menu_page関数は、トップレベルのメニュー追加(メニューの一番下に追加)の際に利用します。
add_submenu_page関数は、上記で追加した親メニューの子メニューとして追加する際に利用します。
 
引数の順番と意味は、下記の通りとなっています。

 
HTML のページタイトル:リンク先のページの titleタグに編集される値
メニュータイトル:管理画面のメニューに表示されるテキスト
ユーザレベル:ユーザの管理権限によって表示する、しないの条件設定
    「ユーザーの種類と権限」については、オフィシャルサイトを参照してください。
    http://wpdocs.sourceforge.jp/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%A8%E6%A8%A9%E9%99%90
リンク先:リンク先のファイル名
リンクの引数:リンク先のファイル名に引数を指定する場合に指定
親メニューのリンク先:リンク先のファイル名に引数を指定する場合に指定
 
※add_menu_page関数は /wp-admin/includes/plugins.php 893 行目で定義されています。
※add_submenu_page関数は /wp-admin/includes/plugins.php 998 行目で定義されています。
 
 
上記サンプルの 4行目の add_menu_pageの 5番目の引数を nullにして下記の様に設定することで、リンク先の URLを「http://*******/wp-admin/index2.php」にすることもできます。
 

 
 

項目ごとにメニューを追加する方法

 
WordPressの管理画面メニューには、add_menu_page関数、add_submenu_page関数以外にも多くの関数が用意されています。
それぞれの項目で、サブメニューを設定したい場合は、上記で説明した「add_submenu_page」を使うことで設定することができます。
 
—————————-

—————————-

 - WordPress

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

BackWPupでバックアップ・エラー発生の具体的対処方法事例6

BackWPupその6。エラーが起こったときの対処方法の具体例紹介です。

WordPressのおすすめプラグイン記事のまとめ一覧

WordPressプラグインのまとめ。WordPressのプラグイン紹介記事も多くなってきたため紹介コメント付のプラグインまとめ記事を作成しました。

WordPressの Link Managerでブックマーク(リンク)の管理を行う

ウィジェットのブックマーク(リンク)はプラグイン化された「Link Manager」を使って設定します。その使い方の解説です。

WordPress環境を引越し、複製、バックアップ、リストアの手順解説

WordPress環境を引っ越し、複製、バックアップの手順書です。本番から開発、開発から本番、バックアップからのリストアなど環境を移す時の方法と手順の解説。

WordPressのフォームプラグイン「MW WP FORM」でメールが送信できない不具合の対応方法
WordPressのフォームプラグイン「MW WP FORM」でメールが送信できない不具合の対応方法

WordPressでメールフォームと言えば MW WP Form!そのMW WP Formでフォームを作成したものの、エラーでメールが送信できない!その原因と対処方法を解説。エラーが発生する意外な盲点もある。

Autoptimizeで簡単設定!HTML、JS、cssを圧縮しWordPress高速化!

Autoptimizeを使って簡単にHTML、JavaScript、CSSを圧縮しサイトの表示を高速化しよう!基本設定、拡張設定とあり柔軟な設定で多彩な環境に対応出来ます。

CSV Importerで WordPressにcsvを取込む

WordPressに csvファイルを取り込む CSV Importerの使い方の解説です。

SMTP Mailerでスパム判定回避。WP Mail SMTPで発生する送信エラーも対応
SMTP Mailerでスパム判定回避。WP Mail SMTPで発生する送信エラーも対応

WordPressからのメールをスパム判定されずに送信する「SMTP Mailer」の解説。SMTP MailerはPHP 5.6、7.0になってもSMTP接続でエラーにならない設定を搭載しているのが特徴。

Theme My Loginの旧バージョン(V6.4.17)のダウンロード場所の紹介
Theme My Loginの旧バージョン(V6.4.17)のダウンロード場所の紹介

Theme My Loginのバージョンアップ(V6.4系→V7.0系)で不具合が発生!問題を解消するには元バージョンにダウングレードだ!そんな時に必要となるV6.4系をダウンロードできるURLを紹介!

BackWPupでWordPress以外のファイル、データベースをバックアップ

BackWPupその10。BackWPupはWordPressのバックアップ用のプラグインですが、WordPress以外のテーブルやファイルをバックアップする方法の解説です。