Smartyの Syntax Errorの原因はスペースかも
2014/06/26
Smartyのなかなか見つからない Syntax Errorの原因
半角スペースを入れていることでエラーに
Smartyを使っていて、ときどき意味が分からない Syntax Errorに出会うことがあります。
文法は間違っていないはずなのに....どんなに悩んでもエラーが消えない。
そんなあなた!
余計な半角スペースを入れていませんか?
プログラムの記述の仕方は人それぞれ違いますが、PHPのプログラムを書く方の場合は、PHPがスペースもタブも改行も単なるスペースとして処理されるため、スペースを入れて見やすく調整をする方は多いものです。
ですが、そのスペースが Smartyでは Syntax Errorの原因になってしまうために厄介なのです。
Smartyは PHPのテンプレートエンジンにもかかわらず、PHPで使い慣れたいくつかの法則が使えないのです。
その代表的なものがスペースで、下記のような IF文を書くとしましょう。
下記のような記述は問題ないのですが、
—————
|
1 |
{if $aaaa == "yes"}ああああ{/if} |
—————
下記の 2行目の様に上下の文字の位置を合わせるために、「”no”」の後ろにスペースを入れたとします。そうすると、このスペースが Syntax Errorの原因になってしまうのです。
—————
|
1 2 |
{if $aaaa == "yes"}ああああ{/if} {if $aaaa == "no" }いいいい{/if} |
—————
同じように、単純に変数を表示させる際、下記のように変数名の前後にスペースを入れては行けません。下記は正しく表示されます。
|
1 |
{$aaaa} |
ですが、下記の様に「$aaaa」の変数の前後にスペースを入れた場合、これでは表示されなくなってしまうのです。
|
1 |
{ $aaaa } |
|
1 |
{ $aaaa} |
上記の様に前にスペースを入れた場合は、変数として処理されず、「{ $aaaa}」がそのまま表示されます。
|
1 |
{$aaaa } |
上記の様に後ろにスペースを入れた場合は、Syntax Errorになります。
私がそうなのですが、半角スペースを入れてソースコードの見やすさを調整している方はご注意ください。
header(“Location: $url”);を使う際もスペースの取り扱いに注意が必要
2014.04.02追記
同じように PHPでの開発においてスペースの取り扱いに注意が必要なものとして、header(“Location: $url”);があります。
こちらについて「PHP画面が真っ白 header(“Location: $url”);」に記事を書きましたので、併せてご覧ください。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
Phpmailerでスパム回避!Gmail等のSMTPを経由するPHPのメールフォーム解説
お問い合わせ等のメールフォームから送ったメールがスパム扱いされる!その対策としてライブラリ「Phpmailer」を使う方法を解説。関数化していますのでコピペでOK。
-
-
複数銘柄を指定して株価チャートを一覧するツール公開
入力銘柄の5日間、3か月間、6か月間、1年間、2年間の株価チャートを一覧表示しますのでチャートで売買判断をするのに最適です。
-
-
ECCUBE2.13.3で商品規格の在庫数が無制限から変更できないバグがある
2.13.3固有のバグである商品規格の在庫数の入力エリアがアクティブにならない不具合を解消する解説です。product_class.tplの2行を修正するだけの簡単対応です。
-
-
ob_start、ob_get_contents関数でPHPの標準出力をバッファリング・変数に代入
標準出力をバッファリングし変数に代入することができるob_start()関数の解説。include()の処理をバッファリングすることで自由な場所に処理を記述することが可能。
-
-
PHPで正規表現の検証には preg_match_allが便利
PHPで正規表現の検証には preg_match_allが便利です。その便利さの使い方の解説です。
-
-
PHPで APIにアクセスする際などに使用する cURLのサンプルプログラム
PHPのcURLを使用して各種APIにアクセスするサンプルプログラムを作成し、その処理を解説。カオナビAPIのみならず、他の多くのAPIにアクセスする際にも使用できる。
-
-
PHPで特定の日間の日付を for、strtotimeで表示する
ある特定の間の日付の情報を for文、strtotimeを使って作成し、その解説をしています。
-
-
PHPで1ヵ月前、先月、今月1日、来月末の日付などの算出はDateTimeImmutableを使う
PHPには日時をオブジェクトとして生成する関数「DateTimeImmutable」「DateTime」が用意されている。これを利用して1ヶ月後、月初日、月末日、5日後などを指定して日付を取得できる。
-
-
JSON形式の値を配列形式に変換・PHPでは json_decode()、json_encode()
JSONとは「JavaScript Object Notation」の略でテキストベースのデータフォーマット。JSONの値をPHPで配列に変換するWebツールの紹介とその処理「json_encode()」「json_decode()」関数の解説。
-
-
カオナビAPI Ver.2.0のtokenを取得する PHP+cURLのサンプルプログラム
PHPのcURLを使用してカオナビAPIのアクセスに必要なtoken、シートの情報を取得するサンプルプログラムを作成。cURLの処理は関数化しているため他のAPIでも流用できる。
Comment
参考になりました!ありがとうございます!