WordPressのウィジェットでショートコードを使う方法add_filter
2014/07/06
WordPressのウィジェットでショートコードを実行する
ショートコードとは?
投稿ページや固定ページで PHPの実行結果を編集したい場合には add_shortcode関数を利用したショートコードを使用します。
そのショートコードの詳細な使い方については「WordPress投稿にPHPを記述するショートコードの使い方add_shortcode」に詳しく書いていますのでそちらをご覧ください。
2014.06.07 追記
ウィジェットの設定に関しては、「WordPressのサイドバー(サイドナビ)はウィジェットで編集」に書いていますので、併せて参照ください。
ウィジェットでショートコードを使えるようにする方法
上記の使い方の通り「functions.php」に 関数とショートコードを呼び出す add_shortcodeを記述すれば、投稿ページや固定ページでは PHPの処理を実行した結果が編集されますので、ウィジェットでも処理されるはず、と思っていたのですが、ウィジェットでは動かないのです。
実は、ショートコードをウィジェットで動かすためには、それ用の add_filterという記述をする必要があったのです。
それは、下記の 1行を functions.phpに追記することです。
————————————
1 |
add_filter('widget_text', 'do_shortcode' ); |
————————————
add_filterを書いておけばいい、それが分かってしまえば実に簡単です。
上記の add_filterの 1行を記述する場所は functions.phpの中であればどこでも構いませんが、分からなくならないように、ショートコードの関数を記述する数行上くらいに書いておくといいでしょう。
ちなみに、functions.phpが置いてある場所は、下記のファイルになります。
1 |
/{WordPressがインストールされている場所}/wp-content/themes/{テーマ名}/functions.php |
詳しくは、「WordPressの functions.phpがある場所」にも記事を書いています。
ウィジェットでショートコードを使えるようにする方法・その2
ウィジェットにショートコードを記述した場合、ショートコードが処理されず、ショートコードのコードそのものが表示されてしまうのは、ショートコードのパース処理が通らないことでプレーンテキストとして見られてしまうことに原因があります。
そのため、下記のように、ショートコードを実行する関数を通すことで情報を取得し、echoで表示させる、という方法もあります。
1 |
<?php echo( do_shortcode( '[shortcode1]' ) ); ?> |
※「shortcode1」は、「WordPress投稿にPHPを記述するショートコードの使い方add_shortcode」で作成したショートコードの関数です。
こちらの方法は、テンプレートでショートコードを表示させる際に利用する処理と同じですね。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
Throws SPAM Awayでコメントスパム対策を完璧に。自動削除で運用の手間ゼロ
コメントスパム対策の決定版ともいうべきプラグイン。簡単な設定で自動的にスパムコメントを削除してくれるので煩わしい作業はゼロに。細かな設定も可能。
-
WP Multibyte PatchでWordPressの管理画面のイタリック体を解消
管理画面の一部の文字がイタリック(斜体)になっているのはプラグイン「WP Multibyte Patch」が有効になっていないためです。日本語を使うには必ず有効化しましょう。
-
WordPressプログラム全体で定数や変数を利用する場合の設定方法
WordPressで関数を追加するときなど、全体で同じ変数を使いたいと思う場面の対処方法です。変数を記述する関数はfunctions.php、wp-config.phpのいずれか。
-
Unveil Lazy LoadでWordPressを高速化!SEO効果絶大でPVもアップ!
WordPressの表示を高速化するUnveil Lazy Loadの紹介。利用するJSを見直し高速化を徹底的に追求したプラグイン。入れるだけで高速化するので使わない手はない!
-
アクセス5倍増!FC2、seesaaからWordPressに引越結果をレポート
FC2、seesaaからWordPressに引越しでアクセス数がどう変わるかのレポート。canonical、meta refresh設定とWordPressの集客力の検証しています。
-
WP Mail SMTPはPHP5.6、7.0系ではメール送信時にエラーが発生。その対処方法。
PHPのバージョンを5.6(7系含む)にアップデートしたらプラグイン WP Mail SMTPを利用してSMTPサーバ経由して送信していたメールが送信できなくなった。その原因と対処方法を詳細解説。
-
WordPressのパーマリンク設定の考え方
基本設定の一つであるパーマリンクの設定について解説。パーマリンクはURLを決定づける重要な項目ですので、設定の意味を理解して希望するURLになるよう設定しましょう。
-
WordPress環境を引越し、複製、バックアップ、リストアの手順解説
WordPress環境を引っ越し、複製、バックアップの手順書です。本番から開発、開発から本番、バックアップからのリストアなど環境を移す時の方法と手順の解説。
-
XAMPP環境で WP-DBMANAGERでの復元でDBが壊れる
XAMPP環境で WordPressの WP-DBMANAGERを利用して DBの復元をしたら DBが壊れた。
-
技術ブログの悲劇。複数ブログをWordPressに引越して分かったこと
ブログによってユーザ層が違う。ユーザ層が違えば検索エンジンやブラウザ等が違うため、まずアクセス解析をやってみることが大事。一つの分析方法を紹介。
Comment
初めまして
江村と申します。
記事を拝見した中で質問がございます。
私もウィジェットにショートコードを表示したいと考えています。
add_filter(‘widget_text’, ‘do_shortcode’ );
をfunctions.phpに記述し、
ウェルカートのカートに入れるのショートコード
[button_to_cart item=”h-001″ sku=”h-001-01″ value=””]
をウィジェットに表示したいので、テキストに記述しましたが、
プレーンテキストとして認識されました。
ですので、
function shortcode1Func() {
return “カート”;
}
add_shortcode((‘widget_text’, ‘do_shortcode’ );
と記述し、
ウィジェットのテキストに
[shortcode1]
を記述しましたが、反映されませんでした。
何か間違っている所はありますか?
ご多忙とは存じますが、宜しくお願いします。
江村さん、コメントありがとうございます。
長期休暇中のため、返信が遅くなりました。
ウェルカートのショートコードに関しては検証していませんが、サンプルで作成された方に関しては、以下のようになります。
function shortcode1Func() {
return "カート";
}
add_shortcode('shortcode1', 'shortcode1Func');
add_filter('widget_text', 'do_shortcode' );
これでショートコードとして「[shortcode1]」を編集すると、そこに「カート」と文字が編集されます。
「add_filter...」は、「add_shortcode...」の代わりになるものではなく、ショートコードを処理する箇所が本文中だけではなく、ウィジェットのエリアでも処理しますよ、というフィルターを追加する記述になります。
ですので、「add_shortcode...」の本来のショートコードの処理はすべて同じように記述します。