CakePHP 2.3 bakeの超初心者向けフォロー講座
2014/06/26
Bakeの超初心者向け講座
CakePHPの Bakeとは?
CakePHPなどのフレームワークを使う際に非常に便利なものが bakeのようなプログラムの自動生成ツールです。
CakePHPのチュートリアルでも、最初に CakePHPの基本的な説明があった後の 2番目の項目として説明されるくらい重要なものとして提示されている、非常に便利な自動でソースファイルを生成してくれるツールです。
ですが、フレームワークを初めて使う方には馴染みがないものであることも確かです。
そんな場合は、下記のサイトで非常に分かりやすく丁寧に説明されていましたので、参考になると思います。
http://hijiriworld.com/web/cakephp-bake/
※CakePHP 2.3のバージョンの画面ではありませんので、見た目が少し違う部分もありますが。
Bakeをインストールする場所
しかし、私の場合は、最初の方の下記の記述の部分から「????」が頭に浮かび、進めなくなりました。
———————————
CakePHPのインストール
サンプルでは XAMPPのローカルサーバを使い、c:\xampp\htdocs\bake フォルダにCakePHPをインストールすることにします。
———————————
XAMPPに関しては、「PHPを勉強するための環境を構築するにはXAMPPが最適」で書いているように、XAMPP環境で構築をしていましたので、問題ありませんでした。
でも、ここでなぜ「c:\xampp\htdocs\bake」フォルダに CakePHPをインストールするのか、ということが理解できず、すでに CakePHPをインストールしている環境があるのに、なぜ?という疑問でした。
これについては、bakeの実験をする際に、これまで作ってきたプログラムなどに影響を与えないように、今回の実験用の bakeの環境を作りましょう。ということなのです。
(CakePHPは、作成するアプリケーションごとに CakePHPの環境を用意する運用を前提として作られており、何か新しいプログラムを作成する際は、その都度新しい CakePHPをインストールすることになります。その際、フォルダは作成するアプリケーションごとに分かりやすい名前を付けて設定します。ここでは、bakeの実験をしますので、bakeというフォルダに CakePHPを入れましょう、ということになります。)
そのため、XAMPPを使っている方の場合は、「c:\xampp\htdocs\cake」とか「c:\xampp\htdocs\cakephp」といったフォルダに CakePHPがインストールされていると思いますが、今回の実験用に「c:\xampp\htdocs\bake」フォルダを作成し、その中に「c:\xampp\htdocs\cake」と同じファイル一式を入れましょう、ということになります。
すでにこの部分を通り過ぎた方には当たり前すぎる話ではありますが、初めての私はこんなところにもつまずきポイントがありました!!
Bakeを起動させるパスの設定
また、「bakeを起動する」の箇所に書かれている PATH(パス)の登録(3番と 5番)ですが、ここで書かれているコマンドプロンプトでの登録は、一時的なパスの設定のため、コマンドプロンプトを一度閉じてしまうと、設定したパスは消えてしまします。
そのため、おおよそ、PHPのパスだけは恒常的に設定しておく方がいいと思いますので、下記のサイトを参考にしながら対応しておくことをお勧めします。(bakeのパスは作成するアプリケーションごとに変更することになりますので、恒常的なパスの設定をしてもあまりメリットは感じられないような気がします。)
http://pocketstudio.jp/win/xp/path.html
PHPのパスを上記から設定した場合は、2番、3番が不要になります。
また、4番、5番のパスの設定を毎回するのは面倒ですので、その部分は、6番でディレクトリに移動した後、7番の「bakeの起動」ところで「console\cake bake」と入力すると同じ処理になります。
7番の「cake bake」は、「cake」というコマンドに「bake」という引数を付けてコマンドを実行させる記述なのですが、通常は、「cake」と書いただけでは「cake」というコマンドがどこにあるかが分からないため、5番で cakeのある場所を設定しています。
ですが、cakeというコマンドを実行する際に cakeコマンド(cakeコマンド用のプログラム)がある場所も一緒に記述することで事前にパスを設定しなくてもよくなります。
毎回パスの設定をするのも面倒ですので、こんな方法もあるという一例です。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
VirtualBoxにCakePHP3を設置。必要なCentOS、Apache、PHP、MySQL、Composerをインストールし設定する
VirtualBoxにCentOS、Apache、MySQL、PHPをインストールするところから初めてCakePHP3の開発環境を構築する手順を詳細解説。この記事1つで全ての設定が完了する。
-
-
getParam('action')
で取得するアクション名は別関数に移動しても不変CakePHP4系、5系では「getParam()」で処理中のアクション名を取得できる。そのアクションから別関数を呼び出してた関数でアクション名を調べたが同一の名称だった。
-
-
CakePHP 2.3で確認画面付きのお問い合わせフォームの作り方
CakePHPで確認画面付きのお問い合わせフォーム、メールフォームの作り方をサンプルを提示しながら解説。
-
-
CakePHP3でassociatedを使って関連データをまとめて保存する方法(hasOne、hasMany、belongsTo)
CakePHP3で関連データをまとめて保存する方法。hasOne、hasMany、belongsTo等の関連データはassociatedを追加することでまとめて保存することができます。
-
-
CakePHP3でページごとに読み込むJavaScript、CSSを変える処理の解説
CakePHP3でJavaScriptやCSSを編集する基本形から、それらやテンプレート(エレメント)を特定のテンプレートを読み込んだときのみ編集、実行するための方法、ブロック化について解説。
-
-
CakePHP4のユーザ管理・ログイン認証プラグインCakeDC/Usersのインストール解説
CakePHP4のユーザ管理プラグイン Usersは、ユーザ登録、メール認証、ログイン認証、ユーザ管理、権限管理、reCAPTCHAなど会員制のサイトを簡単に実現可能。その導入方法、カスタマイズ方法を解説。
-
-
CakePHP4、CakePHP5のメッセージ日本語化の設定(国際化と地域化の機能の使い方の解説)
CakePHP4の英語のメッセージを日本語化(多言語化)する手順を解説。オリジナルのメッセージを作成する方法やプログラムで文言を追加する場合の対応なども解説。
-
-
CakePHP3のfriendsofcake/searchでブックマークチュートリアルのタグ検索を実装
CakePHP3のCookbookにあるブックマークチュートリアル。ここで紹介されているタグで検索する処理を検索プラグイン「friendsofcake/search」で実現する方法を解説しました。
-
-
CakePHP4のCSS、JavaScript、画像のブラウザへのキャッシュをコントロールする
CakePHP4、CakePHP3でブラウザにキャッシュさせる設定の解説。CSS、JavaScript、画像をブラウザにキャッシュさせるのか、定期的にリロードする設定にするのかの設定が可能。
-
-
Windows環境の XAMPPを利用して CakePHPの開発する際の注意点
WindowsベースにXAMPPで環境を構築しCakePHP4を利用したWebシステムを構築する際は、大文字と小文字の違いを意識する必要がある。LinuxベースのWebサーバに移動させたときに不具合で動作しないこともある。