WordPress プラグインのアップデート失敗でデータが消える事態が!
2017/03/11
WordPressのプラグインのアップデート失敗...
プラグインのアップデート前にバックアップを取っていますか?
皆さん、WordPressのプラグインのアップデートの際に、事前にバックアップを取っていますか?
取っていないと、アップデートに失敗した時に大変なことになりますよ...
WordPressの本体のバージョンアップの際は、万一のことを考えてバックアップを取ってから作業をすることが多いですが、プラグインの場合は、数が多いためにいちいちバックアップを取るのも面倒なために、ついついバックアップを取らずに、促されるままに
「新バージョンの Contact Form 7 が利用できます。バージョン 3.5.4 の詳細を表示するか、アップデートしてください。」
のリンクをポチっと押したくなるものです。
ですが、それが悲劇の始まりとなることもあるのですっ!!
アップデートに失敗したらどうなるか?
私の場合、それをポチット押してみたところ、いつものように「最新のバージョンをインストールしています…」と出てきたところまではよかったのですが、その後、「プラグインの古いバージョンを削除しています…」「ディレクトリを作成できませんでした。」「プラグインの更新に失敗しました。」と続いたのです。
————————————-
プラグインを更新
https://downloads.wordpress.org/plugin/contact-form-7.3.5.4.zip から更新をダウンロードしています…
更新を展開しています…
最新のバージョンをインストールしています…
プラグインの古いバージョンを削除しています…
ディレクトリを作成できませんでした。 C:/xampp/htdocs/wordpress/wp-content/plugins/contact-form-7/
プラグインの更新に失敗しました。
プラグインページへ戻る
————————————-
処理の順番を見て、嫌な予感がしたのです。
古いバージョンを削除 → ディレクトリを作成できませんでした。
そして「更新に失敗」なのですから。
そして、プラグインの一覧ページに戻ってその嫌な予感が的中していることがはっきりしたのです。
そう、プラグインがなくなっているのです。
当然そのページへのアクセスはできなくなっていましたし、フォルダの中身を見てもファイルが空っぽになっているのでした...ガックし....
プラグインに関するデータが消えるわけではない
ただ、プラグインが削除されてもデータベース内のデータまでは削除されていないようですので、改めてプラグインをインストールし直すと、見た目はなんとなく直っているようには見えます。
ただ、管理画面で情報を確認すると、以前はなかったような警告メッセージが表示されていたりしますので、完全に元の通りというわけではなさそうです。
これが、プラグインを消してしまったことによる不具合なのか、もともとあった不具合なのかまでは分かりませんが、少なくともバックアップを取っておきさえすれば、ここまでドキドキすることはなかったでしょう。
もっとも、今回のアップデート失敗はローカルの実験用の環境だったのでよかったようなものの、これがクライアントの本番環境だったりすると目の前が真っ白になるほどの衝撃を受けたことでしょう。
何か作業をする際には、何が起こるかわかりませんので、常にバックアップを取っておくことを心がけましょう。というありがたい教訓を再び実感した瞬間でした。
不具合が起こった原因は不明
ちなみに、不具合が起こった原因は不明。
ローカルの XAMPP環境だったことを考えると、PC上で何かしらのアプリケーションがフォルダをつかんでしまっていて、それでフォルダが更新できなかったのかもしれない、というくらいしかわかりません。
その後、PCを再起動した以降は、普通にアップデートが行えていますので...
2014.07.03 追記
不具合が起こってからあわてなくていいように、日頃からバックアップを取っておきたいものですが、WordPressにはバックアップのためのプラグインもあります。
一番スタンダードなメジャーなプラグインは「BackWPup」だと思われますが、BackWPupでWordPressのDBもファイルもバックアップにどこよりも詳しい記事を書きました。
詳しい記事を 9記事にわたって書きましたが、その中には簡単に設定する記事もありますので、参考にしてみてください。
また、データベースのバックアップのみで問題ない場合は、WP-DBMANAGERというプラグインもあります。
こちらはバックアップのためのプラグインではなく、データベースの管理ツールになっていますので、バックアップだけではなくデータベースの管理も含めたツールを探している方には役に立ってくれるでしょう。
WordPressのプラグイン WP-DBMANAGERを使って PHP、CakePHP、baserCMSなどで作った Webサービスのデータベースも自動バックアップ
WordPress データベースを管理するための強い味方のプラグイン WP-DBMANAGER
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
WordPressのコメントスパム対策 3つのプラグイン
対策なしではコメントスパムがやってきます。その対策方針としてプラグインを提示しながら解説します。いずれかの対策は必須です。
-
CSV Importerで WordPressにcsvを取込む
WordPressに csvファイルを取り込む CSV Importerの使い方の解説です。
-
Comment Rating FieldでWordPressのコメントに口コミサイト機能を追加
口コミサイトを構築するためのプラグイン。評価点を投票する仕組みをコメント投稿機能に追加する方法で実現。口コミサイトを構築するには十分な機能を提供。
-
WordPressに Favicon(ファビコン)を設定する(プラグイン必要なし)
WordPressに Favicon(ファビコン)をプラグインなしで設定する方法をサンプルソース付きで説明します。
-
BackWPupでバックアップ・全体バックアップ具体的設定例
BackWPupその7。ファイル、DB全体をバックアップする具体的事例での説明です。
-
Advanced Custom Fieldsの全項目解説・公開側表示編集編
Advanced Custom Fieldsは現時点でカスタムフィールドを設定する最高のプラグイン。それで入力した情報を取り出す方法を全て網羅して解説しました。
-
WordPressのパーマリンク設定の考え方
基本設定の一つであるパーマリンクの設定について解説。パーマリンクはURLを決定づける重要な項目ですので、設定の意味を理解して希望するURLになるよう設定しましょう。
-
BackWPupでバックアップ・設定したJobの実行、ファイル一覧
BackWPupその4。バックアップ設定した Jobを実行する方法、ログの一覧、保存されたファイル一覧の解説です。
-
WordPress記事のまとめ一覧・インストール、プラグイン、カスタマイズの記事
WordPress記事のまとめ。WordPressの記事が多くなってきたので記事の説明を追加した一覧記事を作成しました。各設定から機能のカスタマイズ、運用ノウハウまで参考に!
-
WP Multibyte PatchでWordPressの管理画面のイタリック体を解消
管理画面の一部の文字がイタリック(斜体)になっているのはプラグイン「WP Multibyte Patch」が有効になっていないためです。日本語を使うには必ず有効化しましょう。