エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その7queryを使って 日付の範囲検索

      2014/06/26

Search Pluginで検索処理 設置方法 その7

 

Search Pluginで検索処理 queryを使って 日付の範囲検索

 
今回は、「’type’ => ‘query’」を使い、オリジナルの検索条件を記述して検索する方法を行います。
今回の処理は、「CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その2表示件数を動的に変える方法」をベースにしていますので、そちらもご覧ください。
 
 
本当は、「Group By句」による集計の処理をやろうかと思っていましたが、Group By + sumによる集計は、集計した項目をバーチャルフィールド(virtual fields)を使って値を取得する必要があるため(バーチャルフィールドを使わなくても値を取得できないわけではないですが)、長くなりそうなので、「’type’ => ‘query’」の方を先にやってみたいと思います。 
 
 
「’type’ => ‘query’」を使うと、検索の条件を柔軟性を持って設定することができるため、もともと用意されている検索方法以外の検索方法を行いたい、と思った場合に利用できる方法です。
 
具体的な検索方法を考える際にあれこれ悩みましたが、あまりいいサンプルを思いつかず、今回の記事は、下記のサイトを参考にさせていただきました。
http://kamakurasoft.net/blog/?p=1479
 
 

Search Pluginで検索処理 queryを使って 日付の範囲検索のサンプルコード

 
まずは、Viewから。
Viewの Elementsに下記の項目を追加してください。
 
————–(/app/View/Elements/searchForm.ctp)

————–
 
「’label’=>’開始年月日(年-月-日)’,」をコメントにしていますが、labelの設定があると入力エリアのすぐ上にラベル表示がされるためにコメントにしています。
ちなみに、labelの設定がない場合は、デフォルトの設定として項目名の「start」がラベル名として表示されます。そのため、labelを消すためには「’label’=>”,」の設定が必要なようです。
 
 
続けて、Modelです。
サンプルは開始日と終了日での設定がしてありますが、ここでは面倒なので開始日しか設定していません。
 
日付の項目に関して、今回の日付項目は、「start」という項目名で設定しています。その中から、日付の「年」の項目は「$data[‘start’][‘year’]」として取得します。同じように「月」「日」は、「$data[‘start’][‘month’]」「$data[‘start’][‘day’]」として取得します。
 
私は、最初のうちはこのことがよく分からず、日付の項目の項目名は一つなのに、年月日のそれぞれの項目はどうやって取得したらいいのだろう、としばーらく悩んでいました。
分かってしまえば意外に簡単ではあるんですが...
 
————–(/app/Model/User.php)

————–
 
 
また、入力の値を再び設定する処理で、下記のように設定してみましたがうまくいかず、デフォルトの設定に戻ってしまいます。
こちらの設定方法については後日分かり次第改めて対応したいと思います。
 
————–(/app/Model/User.php)

————–
 
どなたかわかる方、教えてくださいっ!!
 
 
 
【CakePHP 2.3 Search Plugin検索処理 目次】
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その1設置方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その2表示件数を動的に変える方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その3入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その4前方一致検索、後方一致検索、不等号による検索、between句による範囲検索
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その5入力項目に複数項目入力した場合の AND検索、OR検索
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その6ORDER、sortソートの機能
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その7queryを使って 日付の範囲検索

 - CakePHP 3.x 4.x 5.x

GoogleAdwords

GoogleAdwords

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

CakePHP3でDocumentRootやwebroot、imgフォルダのURLやドメイン、パスを取得
CakePHP3でDocumentRootやwebroot、imgフォルダのURLやドメイン、パスを取得

URLやドメイン、フォルダへのパスの取得は、ビューではUrlHelperを使い、コントローラーではRouterクラスを使います。第2引数の指定でURLを取得することも可能。

CakePHP5でヘルパーから他のヘルパーを読み込む方法・CakePHP4からの変更点
CakePHP5でヘルパーから他のヘルパーを読み込む方法・CakePHP4からの変更点

CakePHP5のヘルパーで他のヘルパーを読み込む方法を解説。公式の日本語CookbookはCakePHP4のソースのままで間違っているため注意が必要。CakePHP4からの移行の際も同じ点に注意が必要。

CakePHP3のユーザ管理・認証プラグイン CakeDC/Usersの導入・機能解説・3.1.5対応
CakePHP3のユーザ管理・ログイン認証プラグインCakeDC/Usersのインストール解説・3.6以降対応

CakePHP3のユーザ管理プラグイン Usersは、ユーザ登録、メール認証、ログイン認証、ユーザ管理、権限管理、reCAPTCHAなど会員制のサイトを簡単に実現可能。その導入方法、カスタマイズ方法を解説。

CakePHP4の定数定義ファイルを環境変数によって本番と開発を振り分ける方法解説
CakePHP4の定数定義ファイルを環境変数によって本番と開発を振り分ける方法解説

CakePHP4で開発環境と本番環境とで違う設定ファイルを読み込ませて環境ごとに定数を切り替える方法を解説。Apacheのhttpd.confに環境変数を設定しそれを読み込み判別する。

CakePHP4の規約外のカラムをキーにアソシエーション(テーブル連結)する方法
CakePHP4の規約外のカラムをキーにアソシエーション(テーブル連結)する方法

CakePHPで規定外のカラム名のキーを指定してアソシエーション(テーブル連結)をする方法を解説。アソシエーション名によってはミスが発生しやすい点もあるので注意も必要。

CakePHP 2.3 ID以外のカラムでアソシエーション(連携)をさせる場合の詳細ページの注意点

ID以外のカラムでアソシエーション(連携)させて詳細ページを表示させる際の考え方と注意点をサンプルソースを用いて解説しています。

CakePHP3で Ajaxを使う方法の解説。3.6以降対応。Successとthenの両方を解説。
CakePHP3で Ajaxを使う方法の解説。3.6以降対応。Successとthenの両方を解説。

CakePHP3でajaxを利用する処理の実装方法を解説。プルダウンを変更するとデータベースの値を取得し検索結果の内容を変更するというような処理を想定。CakePHP3.6以降の CSRF対策対応済。

CakePHP2、CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを調べる 2つの方法
CakePHP2、CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを調べる 2つの方法

CakePHPのバージョンの調べ方2点を紹介。CakePHP3~CakePHP5は共通だが CakePHP2はフォルダ構成が異なるためコマンドのパスもオプションも異なる。

CakePHP 2.3で確認画面付きのお問い合わせフォームの作り方

CakePHPで確認画面付きのお問い合わせフォーム、メールフォームの作り方をサンプルを提示しながら解説。

CakePHP3のHtmlHelperのLink設定のまとめ。mailto、URL、Root/Homeのリンクなども
CakePHP3のHtmlHelperのLink設定のまとめ。mailto、URL、Root/Homeのリンクなども

CakePHP3でHtmlHelperを使ってリンクの設定をする方法のまとめ。基本形からURLを指定、class、id、targetを指定、mailtoのリンク、画像をアンカーに、JavaScriptのダイアログなどの解説。