baserCMS 3系でテーマが変更されないのはキャッシュが原因
2014/07/22
baserCMS3系でテーマが変更されない
「テーマ「m-single」を適用しました。」と表示されるけど
テーマの変更は、上部にあるナビゲーション「テーマ管理」から遷移する画面で変更することができます。
ですが、インストールして、さっそくテーマを変更してみましたが、『テーマ「m-single」を適用しました。』と表示されるけど、実際には変更されない、という現象が発生しました。
テーマを何度変更しても、違うテーマを選択してみても同じような状況でした。
あれこれ試してみた結果、原因は、キャッシュが残っているため、テーマを反映することができない、ということが分かりました。
ちなみに、環境は下記の通りです。
ローカル環境の XAMPPでは固有の不具合が時々ありますので、今回もそれかもしれませんが。
ローカル(Windows7) XAMPP環境
baserCMS 3.0.2
PHP:5.4.7
MySQL:5.5.27
対処方法1 キャッシュの削除
対応方法の一つとしては、キャッシュを削除するという方法です。
テーマが変更されない原因は、キャッシュが残っているためですので、これに対処する方法として一番ベーシックな方法は、「キャッシュの削除」です。
これについては、上部のグローバルナビにある「システム管理」をクリックすると表示される画面の上部のメニューに「ユーティリティ」-「サーバーキャッシュ削除」とありますので、これをクリックします。
「サーバーキャッシュを削除します。いいですか?」のダイアログが表示されますので、「OK」をクリックし「サーバーキャッシュを削除しました。」が出ると、処理終了です。
これで、テーマの画面に行くとテーマが更新されているでしょう。
対処方法2 デバッグモードへの変更
対応方法の 2つ目としては、そもそもキャッシュを保存しないモードにする、という方法です。
グローバルナビにある「システム管理」で表示されるシステム管理の入力画面の下の方に「オプション」というボタンがあります。
そのボタンをクリックすると追加で表示さる入力項目の中に「制作・開発モード」という項目があります。
これは、デフォルトでは「ノーマルモード」となっており、実際に運用を行う場合もこれを選択しておきます。
この状態では、キャッシュが有効になっており、素早いページ表示に有効です。
ですが、この状態では、ページの情報がキャッシュとして保存されているため、テーマを変更しても変更される前の情報が表示されてしまいます。
そのため、最初の構築段階では、「制作・開発モード」を「デバッグモード」に変更することで、キャッシュを保存しないモードにすることができ、テーマを変更するとすぐに反映される状況を構築できます。
ただ、この状態では、キャッシュが保存されませんが、エラーが発生した場合は、そのエラーが表示されてしまいますので、本番公開する際には「ノーマルモード」に戻しておく方がいいでしょう。
ちなみに、デバッグモードには 1~3がありますが、その違いについては「baserCMSは 3種類のデバッグモードが用意されています」に記事を書いていますので、併せて参考にしてください。
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