CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その1設置方法
2017/03/12
Search Pluginで検索処理 設置方法
プラグイン設置の参考サイト
CakePHP 2.0系の Search Pluginで検索処理を作ります。
参考にしたのは下記のサイト。文面はふざけている部分もありますが、内容は至ってしっかりしたもので、非常に参考になります。
また、ページャーの処理やソート機能なども Bakeするのではなく、それぞれ解説をしながら作っていきますので非常に勉強になります。
http://torhamzedd.halteria.com/2012/01/cakephp20search-plugin22.html
上記のサイトを読みながら、プラグインをダウンロードして、所定の場所にインストールしてください。私の場合は、ダウンロードしたファイルは、最新版の 2.3でした。
Search Plugin設置の際の注意ポイント
ここで注意してほしいのは、Pluginを設置したら「/app/Config/bootstrap.php」にそのことを記述する必要があるということです。(上記のサイトには書かれていません。)
「/app/Config/bootstrap.php」の 65行目あたりから Pluginの設定についての記述がありますので、そのあたりに下記のコードを追加しましょう。
————–(/app/Config/bootstrap.php)
1 |
CakePlugin::load(array('Search')); |
————–
もしくは、70行目あたりにある下記のものをコメントの外に出して、有効にする方法でも OKです。こちらは、Pluginフォルダにあるものはすべて有効にするという記述の方法ですので、すでに有効にしてある場合もあるでしょう。その場合は、上記の記述を書かなくても問題ありません。両方書いていても問題ありません。
————–(/app/Config/bootstrap.php)
1 |
CakePlugin::loadAll(); // Loads all plugins at once |
————–
Search Plugin設置のサンプルコード
続いて、テーブルを作りましょう。
こちらも上記サイトにあるものをそのまま使いました。また、データもそのまま入れました。
さらに続けて、Model、Controller、Viewを作ります。
Viewは、上記のサイトにあるものをそのままで問題ありませんが、Model、Controllerは、PHPのファイルですのでファイルの先頭に「<?php」を記述するのを忘れないようにしておきましょう。
そして、一度表示させて、検索フォームを追加するあたりまでは特に問題ないかと思います。
ページャーの設定などは、bakeで出てくるものをそのまま使うこともできますので、bakeで作ったところに検索処理を追加する場合などは、ページャーの一覧を表示する「app/View/Elements/pager.ctp」の設定は不要となるでしょう。
また、「UserController.php」は、最終的には下記のようになります。
————–(/app/Controller/UserController.php)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 |
<?php class UsersController extends AppController { public $name = 'Users'; public $uses = array('User', 'Profile'); public function beforeFilter() { // ページャ設定 $pager_numbers = array( 'before' => ' - ', 'after'=>' - ', 'modulus'=> 10, 'separator'=> ' ', 'class'=>'pagenumbers' ); $this->set('pager_numbers', $pager_numbers); } public function index() { $this->paginate = array( 'limit' => 3 ); $this->set('users', $this->paginate('User')); } } |
————–
ここで、その 1は終了。
ここまでは問題ないでしょうか?
そして、ここからはその 2が始まります。
http://torhamzedd.halteria.com/2012/01/cakephp20search-plugin2.html
paginatorの sortの説明や、その機能を使って並び替えをする処理も特に問題ないと思います。
そして、続けて「Searchプラグインの準備」とありますが、これは問題ないでしょう。
すでに最初の方で書きましたが、「/app/Config/bootstrap.php」にプラグインを読み込む設定を記述するという内容ですが、最初のタイミングで記述していないと、おそらく最初の表示確認でエラーが出てここまで進めていないはずですから。
続けて、Model、Controllerの設定を行いますが、最終的には以下のようになります。
————–(/app/Model/User.php)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 |
<?php class User extends AppModel { public $name = 'User'; // 検索プラグイン public $actsAs = array('Search.Searchable'); // 検索対象のフィルタ設定 public $filterArgs = array( array('name' => 'id', 'type' => 'value', 'field' => 'User.id'), array('name' => 'username', 'type' => 'like', 'field' => 'User.username'), array('name' => 'nickname', 'type' => 'like', 'field' => 'Profile.nickname'), ); // 検索対象のフィールド設定 public $presetVars = array( array('field' => 'id', 'type' => 'value'), array('field' => 'username', 'type' => 'value'), array('field' => 'nickname', 'type' => 'value'), ); // アソシエーション public $hasOne = array( 'Profile' => array( 'className' => 'Profile', 'foreignKey' => 'user_id', 'conditions' => null, 'fields' => null, 'dependent' => true, ), ); } |
————–
————–(/app/Controller/UsersController.php)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 |
<?php class UsersController extends AppController { public $name = 'Users'; public $uses = array('User', 'Profile'); public $components = array('Search.Prg'); public $presetVars = array(); public function beforeFilter() { // 検索対象のフィールド設定代入 $this->presetVars = $this->User->presetVars; // ページャ設定 $pager_numbers = array( 'before' => ' - ', 'after'=>' - ', 'modulus'=> 10, 'separator'=> ' ', 'class'=>'pagenumbers' ); $this->set('pager_numbers', $pager_numbers); } public function index() { // 検索条件設定 $this->Prg->commonProcess(); // 検索条件取得 $conditions = $this->User->parseCriteria($this->passedArgs); $this->paginate = array( 'conditions' => $conditions, 'limit' => 3, ); $this->set('users', $this->paginate('User')); } } |
————–
【CakePHP 2.3 Search Plugin検索処理 目次】
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その1設置方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その2表示件数を動的に変える方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その3入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その4前方一致検索、後方一致検索、不等号による検索、between句による範囲検索
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その5入力項目に複数項目入力した場合の AND検索、OR検索
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その6ORDER、sortソートの機能
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その7queryを使って 日付の範囲検索
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
CakePHP 2.3 デバッグキット(DebugKit)超初心者向けフォロー講座
CakePHP初心者に向けてデバッグキット(DebugKit)のインストール方法、はまりポイントを解説。
-
-
CakePHP5系でDeprecatedを回避しfindListでキーと値のカラムを指定して取得する方法
CakePHP4のfindListでキーと値のカラムを指定してテーブルにアクセスする方法がCakePHP5では「Deprecated(非推奨)」となった。推奨の記述方法を解説。
-
-
CakePHPで同一テーブル内の値を比較する条件でレコードを取得する方法
CakePHPの同一テーブルにある項目の値を比較し条件に合致するレコードを取得する方法を解説。[”項目名”=>”値”]ではなく[”項目名 = 項目名”]と書くところがポイント。
-
-
CakePHP 2.3でファイルのアップロード処理を作る
CakePHPでプラグインを使わないファイルアップロード処理を解説します。簡単です。DBにファイルを格納する方法も。
-
-
CakePHP3にデイトピッカー jQuery UI DatePickerを実装する手順の解説
CakePHP3にjQuery UIのDatePickerを実装する手順を説明。併せて、デイトピッカーを設置に関連するCakePHP3の解説と、テーマを変更したり、表記を変更するカスタマイズする方法なども紹介。
-
-
CakePHPを学ぶ際にはオブジェクト指向を学ぼう
CakePHPはオブジェクト指向で書かれていますので、CakePHPを学ぶにはオブジェクト指向も学びましょう。
-
-
CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その3入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法
CakePHPの検索プラグイン Search Pluginの検索処理の中で入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法を解説。
-
-
CakePHP4のCakeDC/Usersの Usersへの接続、バリデーションのカスタマイズ方法解説
CakeDC謹製Usersプラグインの紹介。CakePHP4で使う場合のUsersのカスタマイズとして入力項目のバリデーションの変更を、プラグインのファイルは触らずオーバーライドにより実装する方法を解説する。
-
-
CakePHP3でテーブルにカラム(項目)を追加したときに変更するポイントのまとめ
CakePHP3でシステム開発をする際、途中でカラムを追加した場合に何を変更すればいいかを確認。カラムを追加する前後で Bakeした結果を比較し、変更になった点をリストアップした。
-
-
CakePHP3のfriendsofcake/searchでツリーカテゴリーの子階層も含めて検索する方法
CakePHP3のツリービヘイビアを使ったツリーカテゴリーの子階層も含めての検索を検索プラグイン「friendsofcake/search」を使って実現する方法を解説しました。