エス技研

WordPress、CakePHP、PHP、baserCMSなどの Web系システムを中心に情報を提供します!


cakephp3 カスタムバリデーションを簡易的に実装する方法

      2019/08/24

CakePHP3のカスタムバリデーションの実装方法の一例

 

バリデーションファイルを作成する方が汎用性が高いルールとして設置できる

 
CakePHP3では、あらかじめ用意されたバリデーションのルール以外のオリジナルのバリデーションを行いたい場合の方法がいくつか用意されています。
 
ブログなどでよく紹介されているのは、
/src/Model/Validation/CustomValidation.php
ファイルを作成し、その中にバリデーションルールを作成して、それを呼び出す、というような方法です。
 
 
この方法は、汎用性が高く、複数のテーブルクラスで利用することができる有用な方法です。
 
ですが、今回は、他の処理では使わないであろう、と思われるバリデーションルールを、テーブルクラス内に簡単に記述する、という方法の紹介です。
 
 

テーブルファイル内に処理する関数も記述する方法

 
具体的には、下記の後半部分がオリジナルで追加したバリデーションになります。
 
通常の入力処理は前半のバリデーションで行い、さらにバリデーションを行いたい処理を後半に追加しています。
 
「function(){}」の中にチェックしたい内容を記述する方法ですので、理解しやすく、他に流用しやすいのではないか、と思います。
 
 
/src/Model/Table/TestsTable.php
 

        $validator
            ->scalar('url')
            ->maxLength('url', 1000)
            ->requirePresence('url', 'create')
            ->url('url',"http、httpsから URLを入力してください。")
            ->allowEmptyString('url', false);

        // 追加したオリジナルのバリデーション
        $validator
            ->add("url", "custom",[
                "rule"=>
                    function($value, $context){
                        if ( !$value ) {
                            return false;
                        }
                        if ( preg_match("/^https?:\/\/(www\.)?ttt\.onl/i", $value) ) {
                            return false;
                        }
                        return true;
                    },
                "message" => __('当サイトの URLを指定することはできません。')
            ]);

 
今回のこの処理は、「URL短縮サービス・TTTオンラインhttps://ttt.onl)」の URLを入力する箇所に設定しているバリデーションですが、「https://ttt.onl」が入力されたか否かをチェックするバリデーションは他で使う可能性がないので、テーブルクラスの中に簡単に記述したいな、と思いこの方法を採用しました。
 
returnで戻す値は「true」「false」を設定する必要があります。
 
 
また、上記の中で URLのバリデーションは下記のように使い分けができます。
 

            // http://、https:// はあってもなくても OK
            ->url("url")

            // http://、https:// は必須
            ->urlWithProtocol("url");

 
 

他の入力項目と連動する場合

 
前項では、「url」という入力項目だけでのチェックについての解説でした。
この項では他の入力項目と関連して入力チェックをする場合はどうするのか、について解説します。
 
「$value」は、「->add()」の第 1パラメータに設定している「url」の項目として入力された値が入ります。
また、「$context」にはフォームから送信された値全体が入っています。
 
そのため、例えば「delete_flag(削除フラグ)」が「1:削除」の場合は、「delete_date(削除日)」に日付を入力することを必須とする、という場合は下記のように記述します。
 
 

        // 追加したオリジナルのバリデーション
        $validator
            ->add("delete_flag", "custom",[
                "rule"=>
                    function($value, $context){
                        if($delete_flag === "1" ){
                            if ( $context["data"]["delete_date"] == "" ) {
                                return false;
                            }
                        }
                        return true;
                    },
                "message" => __('削除するときは削除する日付の指定が必要です。')
            ]);

 
 

CakePHP3の関連記事

CakePHPのpostlinkで生成した削除リンクをクリックしても処理が実行されない対処法
CakePHP4のCSS、JavaScript、画像のブラウザへのキャッシュをコントロールする
CakePHP3でレコードを保存(追加、更新、Insert、Update)する複数の方法を紹介
CakePHP3でモデルなしフォームからCSVをアップロードしレコードを更新する方法解説
CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングする方法
CakePHP3のInsert On Duplicate Key Update(upsert)構文を解説・バルク処理も
CakePHP3の1対多での連携を中間テーブルを使った多対多の連携に変更するときの手順
CakePHP3でデフォルトのソート条件を設定してユーザの選択肢たソート条件を有効にする方法
CakePHP3で Ajaxを使う方法の解説。3.6以降対応。Successとthenの両方を解説。
CakePHP3でパンくずの指定は HTMLヘルパーを使って指定する方法を解説
 
その他の「CakePHP3」に関する記事一覧
 
 

 - CakePHP 3.x 4.x 5.x

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

下記の空欄を埋めてください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

※入力いただいたコメントは管理者の承認後に掲載されます。

  関連記事

CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その5入力項目に複数項目入力した場合の AND検索、OR検索

CakePHPの検索プラグイン Search Pluginの検索処理の中で複数項目を入力した場合の AND検索、OR検索についての解説です。

CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングする方法
CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングする方法

CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングをする方法を解説。インストール方法、読み込み方法。および、具体的なスクレイピングを実行するサンプルソースも。

CakePHP3にWYSIWYGエディタのCKEditor4を設置、カスタマイズ方法を解説
CakePHP3にWYSIWYGエディタのCKEditor4を設置、カスタマイズ方法を解説

WYSIWYGエディタであるCKEditor4をCDNを利用して簡単にCakePHP3に導入する方法とカスタマイズする方法を解説。CakePHP3にはページごとの振り分けを行うブロック化を利用する。

CakePHP 2.3で PDFを作成する方法を調査「mpdf」「TCPDF」「FPDF」

CakePHPで PDFを編集、出力するには「mpdf」「TCPDF」「FPDF」といったプラグインがあり、使い勝手を比較検討しました。TCPDFが一番良さそうでした。

CakePHP4系でJSONレスポンスの処理ではwithStringBodyを使う。3との違い解説
CakePHP4系でJSONレスポンスの処理ではwithStringBodyを使う。3との違い解説

responseの値を指定する方法は3系では「body」だが、4系では「withStringBody」になりる。加えてJSON形式なら「withType」で指定するなど4系では結構異なる処理がある。

CakePHP3のキャッシュをクリアする方法「bin/cake cache clear_all」を使う
CakePHP3、CakePHP4のキャッシュをクリアする方法「bin/cake cache clear_all」を使う

CakePHP3、CakePHP4では処理を高速化する手法の一つとしてキャッシュを利用している。しかし、その情報は元の情報を更新しても反映されない場合がある。そんなときはキャッシュを削除する必要がある。

CakePHP3のInsert On Duplicate Key Update(upsert)構文を解説・バルク処理も
CakePHP3のInsert On Duplicate Key Update(upsert)構文を解説・バルク処理も

CakePHP3で Insert … On Duplicate Key Update構文(upsert)を実行する方法を解説。バルク処理の方法も用意されているため大量処理の場合も対応可能。

CakePHP4の数値項目は「like %10%」の部分一致検索(find select)はできない
CakePHP4の数値項目は「like %10%」の部分一致検索(find select)はできない

CakePHP4でテーブルの数値項目に対してlike句を使用した部分一致検索を実行するとエラーが発生する。クリエービルダーの不具合だと思われ対処方法が分からない。

CakePHP 2.3 連携先のテーブルの項目で条件抽出する場合

アソシエーション(連携)している先のテーブルの項目で条件抽出する際の考え方と注意点をサンプルソースを用いて説明しています。

CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その3入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法

CakePHPの検索プラグイン Search Pluginの検索処理の中で入力エリア一つで複数の項目を同時に検索する方法を解説。