CakePHP 2.3 Model、Controllerの見たい変数の中身をログ出力
2014/11/14
CakePHPで Model、Controllerの変数をログに出力
変数の情報をログに出力する方法
CakePHPのプログラムを組んでいるとき、Modelの中の変数がどうなっているのかを見たいなぁ、思うことがあると思いますが、その方法を確認しましたので、メモをしておきます。
CakePHPの Search Pluginの使い方を探しているときに下記のサイトを見つけました。
http://kamakurasoft.net/blog/?p=1479
ここに、Modelの中の変数をログとして出力する方法が書かれていましたので、参考にさせていただきました。
例を挙げます。
今回の例は、「CakePHP 2.3 Search Pluginで検索処理 その5入力項目に複数項目入力した場合の AND検索、OR検索」で作成をしました IDを IN句による検索をする場合の処理をベースに作成しました。
この処理の際に function内の変数を見る場合などは下記の様に「$this->log( $data );」「$this->log( $query );」を設定します。
そうすることで、「/app/tmp/logs/error.log」にエラーメッセージとともにログが出力されます。
————–(/app/Model/User.php)
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
<?php class User extends AppModel { : : // 検索対象のフィルタ設定 public $filterArgs = array( array('name' => 'id', 'type' => 'subquery', 'method' => 'searchIn', 'field' => 'User.id'), array('name' => 'username', 'type' => 'like', 'field' => 'User.username'), array('name' => 'nickname', 'type' => 'like', 'field' => 'Profile.nickname'), ); function searchIn($data = array()) { $this->log( $data ); $data['id'] .= ',20'; $query = mb_ereg_replace ( '[^0-9]', ',', $data['id'] ); $query = mb_ereg_replace ( ',+', ',', $query ); $query = mb_ereg_replace ( '^,', '', $query ); $query = mb_ereg_replace ( ',$', '', $query ); $this->log( $query ); return $query; } : : } |
————–
Modelの中は、そもそも変数をどのように処理しているのかが分からない場合が多く、マニュアル、もしくは、解説していただいているサイトがないとどうしようもない場合が多々あります。
それでも、こうやってログとして変数の中身を確認できることで変数の中身の理解が進み、より安心してプログラムが書けるようになると思います。
この「$this->log( $query );」の記述を controllerに置くこともできます。
それによって、Viewに表示させるのではなくログに出力させる方法で編集の確認をすることも可能になります。
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
Windows環境の XAMPPを利用して CakePHPの開発する際の注意点
WindowsベースにXAMPPで環境を構築しCakePHP4を利用したWebシステムを構築する際は、大文字と小文字の違いを意識する必要がある。LinuxベースのWebサーバに移動させたときに不具合で動作しないこともある。
-
-
CakePHP 2.3 連携先のテーブルの項目で条件抽出する場合
アソシエーション(連携)している先のテーブルの項目で条件抽出する際の考え方と注意点をサンプルソースを用いて説明しています。
-
-
CakePHP4のクリエビルダーを使用してOR条件をAND条件でつなぐSQL文を作る方法
CakePHP4のクリエビルダーを使って複数のOR条件をANDでつなぐSQL文を作成する方法を解説。OR条件を記述したwhere句を2つつなげて記述する。
-
-
MySQL+CakePHPのdate型、datetime型項目は「2999-12-31」までしか扱えない
CakePHPの日付、日時の型であるdate型、datetime型の最大値は2999-12-31となっている。MySQLは9999年までなので違いがあるので注意が必要だ。
-
-
VirtualBoxにCakePHP3を設置。必要なCentOS、Apache、PHP、MySQL、Composerをインストールし設定する
VirtualBoxにCentOS、Apache、MySQL、PHPをインストールするところから初めてCakePHP3の開発環境を構築する手順を詳細解説。この記事1つで全ての設定が完了する。
-
-
CakePHP3のアソシエーションでJOINのタイプのLEFT、INNERを切り替えながら使う方法
CakePHP3でテーブルのアソシエーションしたデータの取得をコントローラー側でINNERかLEFTを指定する方法を解説。TableファイルにINNERで指定していてもController側で変更ができる。
-
-
CakePHPで Auto Incrementを外すと Duplicate entry ‘0’ for keyのエラーが出るかも
CakePHPでAuto Incrementの設定を変更したときに「Duplicate entry ‘0’ for key」のエラーが出た。原因はModel内で IDを編集する処理の追加を忘れていたからだった。
-
-
CakePHP5系で認証機能のAuthenticationプラグインをインストール・エラー発生注意
CakePHPのユーザ認証に使用するオフィシャルなプラグインAuthenticationだが、CakePHP5系では Authentication Ver.3系を使う必要があるが、公式ChiffonBookが間違えている。
-
-
CakePHP3でDocumentRootやwebroot、imgフォルダのURLやドメイン、パスを取得
URLやドメイン、フォルダへのパスの取得は、ビューではUrlHelperを使い、コントローラーではRouterクラスを使います。第2引数の指定でURLを取得することも可能。
-
-
CakePHP3でkeywords、DescriptionをHTMLヘルパーを使って設定する
CakePHP3のkeywordsとdescriptionを設定する方法の解説。CakePHP3にはmetaタグを編集するHTMLヘルパーが用意されているためそれを利用すればOK!ポイントはブロック化を有効にすること。