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CakePHP4、CakePHP5の「warning: DebugKit is disabling...」の対処方法

      2025/01/31

CakePHPのDebugKitに関するワーニングを解消する方法解説

 
CakePHPで開発を行っていると、ローカル環境で「ログファイル(/logs/error.log)」に下記のようなワーニングが出力されていることがあります。
 
2024-01-01 00:00:00 warning: DebugKit is disabling itself as your host test.example.com is not in the known safe list of top-level-domains (localhost, invalid, test, example, local, internal). If you would like to force DebugKit on use the DebugKit.forceEnable Configure option.
 
メッセージの内容は、「DebugKitを使用していいリストにないので無効になってる」というものです。
 
これの解消方法を解説します。
 
 
この記事のポイントとしては、Gitなどのソース管理ツールを利用していても本番環境に影響がない(Git管理下にない)「/config/app_local.php」ファイルに設定する内容となっています。
 
そのため、CakePHP4系、CakePHP5系の記事としていますが、「/config/bootstrap.php」に設定する方法は CakePHP3でも有効ですので、お試しください。
 
 

/config/bootstrap.php に許可するトップレベルドメインを設定する

 
おそらく、「DebugKit」のワーニングに対するオーソドックスな対処方法は、「/config/bootstrap.php」に許可するトップレベルドメインを設定する方法です。
 
対象ファイル:/config/bootstrap.php
 
CakePHP5の場合は 116行目辺りに「if (Configure::read('debug')) {」の記述がありますので、その if文の中に下記を追記します。
 

 
上記の例は「example.com」のように「.com」ドメインを登録するものですので、使用しているドメインに合わせて設定を変更してください。
 
 

/config/bootstrap.php に強制的に許可する設定をする・非推奨

 
前項のトップレベルドメインを設定する方法が推奨されていますが、強制的に許可する設定も用意されています。
公式サイトには、前項の方が安全なのでそちらがオススメ、と書いてありますが。
 
対象ファイル:/config/bootstrap.php
 
前項と同じく、CakePHP5の場合は 116行目辺りに「if (Configure::read('debug')) {」の記述がありますので、その if文の中に下記を追記します。
 

 
 

/config/app_local.php に強制的に許可する設定をする

 
前項の設定は「bootstrap.php」に記述しました。
 
Gitなどのソース管理ツールを使用する場合、「bootstrap.php」ファイルはその管理下にあるファイルとなります。
そのため、本番環境にリリースする場合は「bootstrap.php」に設定した記述を変更する必要もあるかと思います。
 
そのため、Gitなどの管理下にない「app_local.php」に記述することで、影響範囲を開発で使用するローカル環境に留めることができる、という対応方法の紹介です。
 
対象ファイル:/config/app_local.php
 

 
上記の処理を「app_local.php」の最後の方などに追加します。
 
 

DebugKitの記事に関するおまけ

 
「bootstrap.php」に記述した下記の設定を「app_local.php」に記述する方法もあるようですが、いろいろと試してみましたが、私の環境では CakePHP4系、CakePHP5系のいずれも想定の動作はしませんでした。残念...
 

 
 
また、この記事を書くにあたって参考にしたサイトは下記になります。
 
CakePHP4 オフィシャルサイト Debug Kit 設定
https://book.cakephp.org/debugkit/4/ja/index.html#id2
 
CakePHP5 オフィシャルサイト Debug Kit 設定
https://book.cakephp.org/debugkit/5/ja/index.html#id2
 
 

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