CakePHP4のクリエビルダーを使用してOR条件をAND条件でつなぐSQL文を作る方法
2024/08/25
CakePHP4のクリエビルダーを使用して OR条件を AND条件でつなぐ SQL文を作る方法
CakePHP4のクリエビルダーを利用して、下記のように OR条件を AND条件でつなぐ SQL文を生成する方法をお伝えします。
1 2 3 4 |
select * from users where ( pref = "東京" or pref = "大阪" ) and ( age = "20代" or age = "30代" ); |
CakePHP4のクリエビルダーを使用して OR条件の SQL文を生成する方法
まず初めに、OR条件の SQL文を生成する場合の記述方法を解説します。
OR条件を設定する場合は、下記のように「or」をキーとして条件を指定します。
1 2 3 4 5 6 7 |
$conditions = [ "or" => [ "pref" => "東京", "pref" => "大阪" ] ]; $users = $this->Users->find()->where($conditions); |
生成される SQL文は以下のようになります。
1 2 |
select * from users where ( pref = "東京" or pref = "大阪" ); |
CakePHP4のクリエビルダーを使用して OR条件を AND条件でつなぐ SQL文を生成する方法
OR条件が一つの時は上記の記述方法で問題ありませんが、下記のように OR条件を AND条件でつなぐ場合はどうすればいいでしょうか?
1 2 3 4 |
select * from users where ( pref = "東京" or pref = "大阪" ) and ( age = "20代" or age = "30代" ); |
正解は下記のように、OR条件の変数を 2つ作成し、その条件を 2つの「where()」句をつなげて記述します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
$conditions1 = [ "or" => [ "pref" => "東京", "pref" => "大阪" ] ]; $conditions2 = [ "or" => [ "age" => "20代", "age" => "30代" ] ]; $users = $this->Users->find()->where($conditions1)->where($conditions2); |
「where()」句を 2つつなげるという記述方法がなんとなく無理やり感を感じてしまいますが。
参考サイト:CakePHP4 Cookbook
参考サイトは下記になります。
オフィシャルの Cookbookですが、今回紹介した内容は明確に書かれていませんので、記事にしてみました。
CakePHP4 Cookbook クリエビルダー
https://book.cakephp.org/4/ja/orm/query-builder.html
CakePHP4の関連記事
CakePHP4のFrozenDateで1ヵ月前、先月、今月1日、来月末の日付などを算出する方法CakePHP4のcake cache clear_allでPermission deniedはパーミッションの変更が必要
CakePHP4のクリエビルダーを使用してOR条件をAND条件でつなぐSQL文を作る方法
CakePHP4のController内でViewテンプレート、レイアウトの変更設定を記述する方法
CakePHP4から外部のデータベースにアクセスする方法解説
CakePHP4の数値項目は「like %10%」の部分一致検索(find select)はできない
CakePHP4でロギングスコープやログレベルを使用してログを出し分ける方法を解説
CakePHP2、CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを調べる 2つの方法
Windows上のXAMPP環境のCakePHPのコマンド実行時に環境変数を指定する方法
CakePHP4で複数の引数(パラメータ)を付与してコマンドを実行する方法
その他の「CakePHP4」に関する記事一覧
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
CakePHP3のルーティング(routes.php)の変更が反映されない時はキャッシュのクリアを
CakePHP3でルーティングの設定変更をしたけど反映されない!そんなときは慌てず騒がずキャッシュをクリアしよう!ルーティングの設定もキャッシュされることがあるらしい。
-
CakePHP3で現在処理しているコントローラー名、アクション名を取得する方法
CakePHP3で現在処理しているコントローラー名、アクション名を取得する方法を解説。複数の方法があるが、getParam()メソッドを使う方法が汎用性があって便利かも。
-
CakePHP3でkeywords、DescriptionをHTMLヘルパーを使って設定する
CakePHP3のkeywordsとdescriptionを設定する方法の解説。CakePHP3にはmetaタグを編集するHTMLヘルパーが用意されているためそれを利用すればOK!ポイントはブロック化を有効にすること。
-
CakePHP 2.3でOn Duplicate Key構文を実装
CakePHPで On Duplicate Key構文を Queryを利用して実装する方法をサンプルソース付きで解説します。
-
CakePHP4のFrozenDateで1ヵ月前、先月、今月1日、来月末の日付などを算出する方法
CakePHPには「FrozenDate」の日付を扱う関数が用意されている。これを利用して、1ヶ月後、月末日、月初日、5日後などを指定して日付を取得できる。それを解説。
-
CakePHP3のアソシエーション機能を使い関連レコードをまとめて削除
CakePHP3でレコードを削除する際に関連するレコードをまとめて削除する機能の解説。フレームワークのメリットを存分に発揮し、コマンドを1行追加するだけで実装可能。
-
CakePHP3でアソシエーション先のカラムでデータをソートして取得したい
アソシエーション先のテーブルのカラムをキーにソートをしたデータを取得したい!ときの記述方法を解説。「orderAsc()」ではなく「contain()」の中にSort条件を記述する。
-
CakePHP 2.3 ID以外のカラムでアソシエーション(連携)をさせる場合
ID以外のカラムでアソシエーション(連携)させるための考え方とサンプルソースを用いての説明を行っています。
-
CakePHP 2.3 連携先のテーブルの項目で条件抽出する場合
アソシエーション(連携)している先のテーブルの項目で条件抽出する際の考え方と注意点をサンプルソースを用いて説明しています。
-
CakePHP 2.3 コマンドラインからPHPのシェル実行の方法解説
CakePHP 2.3でコマンドラインから CakePHPで記述した処理を実行する方法を解説します。