CakePHP3でWarning Error: SplFileInfo::openFile()エラーが発生した場合の対処方法
CakePHP3でキャッシュのパーミッションエラー Warning Error: SplFileInfo::openFile()が発生した場合の対処方法
CakePHP3でキャッシュのパーミッションエラーが発生した場合の対処方法
CakePHP3で開発を行っているとき、下記のエラーが発生しました。
Warning Error: SplFileInfo::openFile(/var/www/html/tmp/cache/persistent/myapp_cake_core_translations_cake_en__u_s): failed to open stream: Permission denied [/var/www/html/vendor/cakephp/cakephp/src/Cache/Engine/FileEngine.php, line 397]
エラーの内容は、「キャッシュファイル(/tmp/cache/)のパーミッションが正しくないためファイルを開くことができません。」と言うものです。
そのため、キャッシュファイルの設定を変更することで対応が可能です。
「/config/app.php」ファイルを開き、「default」「_cake_core_」「_cake_model_」の項目に「"mask" => 0666,
」を追加します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |
/** * Configure the cache adapters. */ 'Cache' => [ 'default' => [ 'className' => 'Cake\Cache\Engine\FileEngine', 'path' => CACHE, 'url' => env('CACHE_DEFAULT_URL', null), "mask" => 0666, ], '_cake_core_' => [ 'className' => 'Cake\Cache\Engine\FileEngine', 'prefix' => 'myapp_cake_core_', 'path' => CACHE . 'persistent/', 'serialize' => true, 'duration' => '+1 years', 'url' => env('CACHE_CAKECORE_URL', null), "mask" => 0666, ], '_cake_model_' => [ 'className' => 'Cake\Cache\Engine\FileEngine', 'prefix' => 'myapp_cake_model_', 'path' => CACHE . 'models/', 'serialize' => true, 'duration' => '+1 years', 'url' => env('CACHE_CAKEMODEL_URL', null), "mask" => 0666, ], |
上記の設定を行うことで、今後作成されるキャッシュファイルのパーミッションを設定することができます。
ただ、すでにキャッシュファイルが生成されている場合は、そのままではエラーは解消しませんので、キャッシュファイルを削除するか、ファイルのパーミッションを「666」に変更する必要があります。
もし、ユーザの権限の設定の違いがあり「666」で動作しない場合は、「777」なども試してみてください。
本番環境の場合は「777」は望ましい設定ではありませんが。
CakePHP3の関連記事
CakePHP4のCSS、JavaScript、画像のブラウザへのキャッシュをコントロールするCakePHP3でレコードを保存(追加、更新、Insert、Update)する複数の方法を紹介
CakePHP3でモデルなしフォームからCSVをアップロードしレコードを更新する方法解説
CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングする方法
CakePHP3のInsert On Duplicate Key Update(upsert)構文を解説・バルク処理も
CakePHP3の1対多での連携を中間テーブルを使った多対多の連携に変更するときの手順
CakePHP3でデフォルトのソート条件を設定してユーザの選択肢たソート条件を有効にする方法
CakePHP3で Ajaxを使う方法の解説。3.6以降対応。Successとthenの両方を解説。
CakePHP3でパンくずの指定は HTMLヘルパーを使って指定する方法を解説
CakePHP3にOGPをfetch、asignを利用してテンプレートごとに指定する方法を解説
その他の「CakePHP3」に関する記事一覧
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
CakePHP3でユーザ定義の定数、変数を設定し、読み込む方法解説
CakePHP3で定数や共通で使う変数をまとめて設定し、プログラム内で読み込む方法を、bootstrap.phpに直接記述する方法と定数ファイルを分ける方法の3つの方法で解説。
-
-
CakePHP4、5のnewEmptyEntityで作成したオブジェクトは空なのか、確認してみた
CakePHPでレコードを新規登録をする際にnewEmptyEntity()を使って空のEntityを作成するが、これのempty、is_nullなどのでの判定結果がtrueかfalseか確認してみた。
-
-
CakePHP4でcontrollerで実行したバリデーションエラーをmodelのにマージする方法
CakePHP4でcontrollerで実行したバリデーションの結果をModelのバリデーション結果に追加するメソッド「setError()」「setErrors()」の使い方の解説。
-
-
CakePHP4の数値項目は「like %10%」の部分一致検索(find select)はできない
CakePHP4でテーブルの数値項目に対してlike句を使用した部分一致検索を実行するとエラーが発生する。クリエービルダーの不具合だと思われ対処方法が分からない。
-
-
CakePHP4のクリエビルダーを使用してOR条件をAND条件でつなぐSQL文を作る方法
CakePHP4のクリエビルダーを使って複数のOR条件をANDでつなぐSQL文を作成する方法を解説。OR条件を記述したwhere句を2つつなげて記述する。
-
-
CakePHP3でモデルなしフォームからCSVをアップロードしレコードを更新する方法解説
CakePHP3でCSVファイルをアップロードしレコードを追加、更新する処理の作成方法の解説。モデルとは直接関連しないフォームからCSVファイルをアップロードするため汎用的に使用可能。
-
-
CakePHP 2.3でOn Duplicate Key構文を実装
CakePHPで On Duplicate Key構文を Queryを利用して実装する方法をサンプルソース付きで解説します。
-
-
CakePHP3でDocumentRootやwebroot、imgフォルダのURLやドメイン、パスを取得
URLやドメイン、フォルダへのパスの取得は、ビューではUrlHelperを使い、コントローラーではRouterクラスを使います。第2引数の指定でURLを取得することも可能。
-
-
CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを指定してインストールする詳細な手順を解説
CakePHP3のバージョンを指定してインストールする方法を詳細解説。CakePHP3のインストールはComposerを使うため設定もほぼ自動で完了。データベースの接続情報を記載すればアプリ開発のベースが整う。
-
-
CakePHP3で保存前にバリデーション結果を取得する2つの方法
CakePHP3でデータベースに値を保存する前にバリデーションを行い、その結果によって処理を振り分ける方法について解説。「$topic->errors()」と「$topic->hasErrors()」の2つの方法がある。