CakePHP3で /Layout/defult.ctpにある titleタグ、h1タグを編集する方法
CakePHP3で /Layout/defult.ctpに設定されている titleタグ、h1タグのテキストを変更する方法
CakePHP3のデフォルトのテンプレートを使て画面を表示する場合、titleタグや h1タグに表示されるテキストは、テーブルの名称に基づくテキストになります。
管理画面であればこれでも問題ない場合もありますが、公開側の画面ではそういうわけにはいきません。
ということで、titleタグ、h1タグのテキストを編集する方法を解説します。
デフォルトの titleタグ、h1タグの設定内容について
CakePHP3で「Tests」テーブルの index()アクションに対して表示される titleタグ、h1タグに編集されるテキストに関連するファイルは
サイトの共通して使用するテンプレートである下記と
/src/Template/Layout/defult.ctp
画面ごとに使用するテンプレートである下記とがあります。
/src/Template/Tests/index.ctp
デフォルトの設定では、
/src/Template/Layout/defult.ctp
のファイル上に
titleタグに関する記述と
1 2 3 4 |
<title> <?= $cakeDescription ?>: <?= $this->fetch('title') ?> </title> |
h1タグに関する記述とがあります。
1 2 3 |
<li class="name"> <h1><a href=""><?= $this->fetch('title') ?></a></h1> </li> |
この処理の部分で、テーブル名に基づくテキストが編集されます。
titleタグ、h1タグのテキストを任意のものに変える方法
これに対して、titleタグ、h1タグのテキストを変更したい場合は
ページごとのテンプレートファイルにページごとの値を設定していきます。
/src/Template/Tests/index.ctp
titleタグに編集するテキストは、下記の様に設定します。
1 |
<?php $this->assign("title", "タイトルタグに編集するタイトル"); ?> |
$this->assign()
の 1つ目のパラメータに変数名を指定して、2つ目のパラメータに編集したいテキストを指定します。
デフォルトの設定では titleタグ、h1タグは同じテキストが編集される設定になっていますので、h1タグのテキストを違うテキストにしたい場合は、下記の様に h1タグ用のテキストを設定します。
1 |
<?php $this->assign("h1", "h1タグに編集するh1テキスト"); ?> |
また、h1タグ用のテキストを設定した場合は、「/src/Template/Layout/defult.ctp」ファイルに h1のテキストを編集する設定をします。
1 2 3 |
<li class="name"> <h1><a href=""><?= $this->fetch('h1') ?></a></h1> </li> |
ただ、このままだと h1タグの指定がないページでは h1タグの部分が表示されなくなってしまいますので、下記の様に h1のテキストが指定している場合のみ表示するようにしておくと汎用性が高まります。
1 2 3 |
<li class="name"> <h1><a href=""><?= $this->fetch('h1') ? $this->fetch('h1') : $this->fetch('title') ?></a></h1> </li> |
ちなみに、デフォルトのテンプレートでは h2タグ以降の設定はありませんので、h2タグ以降は必要に応じてビューテンプレートファイルの中で設定するといいでしょう。
CakePHP3の関連記事
CakePHP4のCSS、JavaScript、画像のブラウザへのキャッシュをコントロールするCakePHP3でレコードを保存(追加、更新、Insert、Update)する複数の方法を紹介
CakePHP3でモデルなしフォームからCSVをアップロードしレコードを更新する方法解説
CakePHP3でPHP Simple HTML DOM Parserを使ってスクレイピングする方法
CakePHP3のInsert On Duplicate Key Update(upsert)構文を解説・バルク処理も
CakePHP3の1対多での連携を中間テーブルを使った多対多の連携に変更するときの手順
CakePHP3でデフォルトのソート条件を設定してユーザの選択肢たソート条件を有効にする方法
CakePHP3で Ajaxを使う方法の解説。3.6以降対応。Successとthenの両方を解説。
CakePHP3でパンくずの指定は HTMLヘルパーを使って指定する方法を解説
CakePHP3にOGPをfetch、asignを利用してテンプレートごとに指定する方法を解説
その他の「CakePHP3」に関する記事一覧
GoogleAdwords
GoogleAdwords
この記事が参考になったと思いましたらソーシャルメディアで共有していただけると嬉しいです!
関連記事
-
-
CakePHP3、CakePHP4のdatetime型カラムの日時の扱い。秒まで表示する方法
CakePHP3の日時カラムで秒まで扱う場合はdate()、strtotime()関数ではうまくいかない。CakePHP3であらかじめ用意された「i18nFormat()」を使用する。
-
-
CakePHP3で生の SQLの実行はConnectionManagerを使う
CakePHP3で生の SQL文を実行する方法を解説。クリエビルダーを使う場合は TableRegistryを利用するが、SQLを実行する場合は ConnectionManagerを使う。プリペアードステートメントの使用方法も解説。
-
-
CakePHP3、CakePHP4のキャッシュをクリアする方法「bin/cake cache clear_all」を使う
CakePHP3、CakePHP4では処理を高速化する手法の一つとしてキャッシュを利用している。しかし、その情報は元の情報を更新しても反映されない場合がある。そんなときはキャッシュを削除する必要がある。
-
-
CakePHP 2.3 ID以外のカラムでアソシエーション(連携)をさせる場合の詳細ページの注意点
ID以外のカラムでアソシエーション(連携)させて詳細ページを表示させる際の考え方と注意点をサンプルソースを用いて解説しています。
-
-
CakePHP3のUpload Plugin 3.0をバリデーションなど実運用向けのカスタマイズ方法解説・その2
CakePHP3でファイル、画像をアップロードするプラグイン、upload plugin 3を導入する手順を解説した記事。3部作のその2でバリデーションなどの実用的なカスタマイズ方法を解説。
-
-
CakePHP3でPHPExcelを使ってエクセルファイルを生成、出力する方法
CakePHP3でPHPExcelを利用してエクセルを編集、出力するサンプルソース+解説。PHPExcelのインストール方法の解説からファイル保存とダウンロードの方法なども解説。
-
-
CakePHP3のアソシエーションでJOINのタイプのLEFT、INNERを切り替えながら使う方法
CakePHP3でテーブルのアソシエーションしたデータの取得をコントローラー側でINNERかLEFTを指定する方法を解説。TableファイルにINNERで指定していてもController側で変更ができる。
-
-
CakePHP3でページごとに読み込むJavaScript、CSSを変える処理の解説
CakePHP3でJavaScriptやCSSを編集する基本形から、それらやテンプレート(エレメント)を特定のテンプレートを読み込んだときのみ編集、実行するための方法、ブロック化について解説。
-
-
CakePHP4のCakeDC/Usersのログイン時のリダイレクトとユーザ権限管理の設定解説
CakeDC謹製UsersプラグインのCakePHP4版の紹介。ログイン認証後にリダイレクトする先の設定方法についての解説と実運用するために必要なコツを解説。便利な仕組みも仕様の理解があって初めてうまく使いこなせる。
-
-
CakePHP2、CakePHP3、CakePHP4、CakePHP5のバージョンを調べる 2つの方法
CakePHPのバージョンの調べ方2点を紹介。CakePHP3~CakePHP5は共通だが CakePHP2はフォルダ構成が異なるためコマンドのパスもオプションも異なる。